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ガマズミの実               徳島県海陽町       2005.11.8 

ガマズミの実

 秋になると、木々はさまざまの実をつけます。ぶどうや柿、栗といったものは生活にも身近で重要なものですが、自然の山野にて見て美しく、食べるによいものはごく少ないものです。この写真にあるガマズミは、数年前に撮影したもので、徳島県南部の山中のものです。この植物は、春には白い花がたくさん咲いてよく目立つものですが、その実もまたこのように赤く色づいて美しいもので、周囲の木々の葉が黄色や褐色になってくる晩秋に赤く実って食べられるようになります。野山で樹木の実はコナラ、アラカシなどドングリと言われているようなものも含めて多く見つかりますが、そのままで食べられるものはごく一部です。これは甘酸っぱいもので、いかにも自然の中で実ったものという感じがします。

 このような植物の実りは、太陽の光と地中からの水や養分があればできます。しかし、人間においては、いくら太陽の光を浴びて元気に生活していても、また十分な食物を食べていても、実りはできないのです。それはみ言葉にあるように、人間を超えたお方(神、キリスト)と結びつき、上よりの力と祝福を受けることによってそれが可能になるのだといえます。 (写真、文ともに T.YOSHIMURA

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