戻るボタン次へ進むボタン センニンソウ  徳島県小松島市日峰山       2004.9.15
センニンソウ  これは、夏に緑一色の山にときどき真っ白い花がみえますがそれがこのセンニンソウです。
つる性植物なので、草や樹木に巻きついて登っていくので、木々の上のほうでこの白い花が遠くからもみえることがあります。
この「今日のみ言葉」を書いている日に撮影したものです。
白い十字架状の花が、印象的です。
センニンソウは、学名を クレマチス テルニフローラ Clematis terniflora といいます。
この名前でわかりますが、クレマチスといわれるものの仲間です。
 クレマチスという属名(*)は、ギリシャ語のクレーマ(klema)という言葉から作られていて、このクレーマとは、「枝、巻いたつる」という意味をもっています。
主イエスが、「私はぶどうの木、あなた方はその枝である。私につながっていなさい。」(ヨハネ福音書15章)と言われた、その「枝」という原語は、このクレーマなのです。
 そのため、このセンニンソウという野草は、キリストの清めの純白と、私たちを罪の力から解放して下さったキリストの十字架と、さらにイエスの有名な言葉をも思い起こさせるものとなっています。

(*)学名は、ラテン語で書かれており、属名と種小名の二つの部分から成っています。
前の方が属名で、この場合はクレマチスというのが属名です。なお、センニンソウのような図鑑に掲載されている名前を、学名と誤って思っている人があります。
これは、学名でなく、標準和名といってカナで書くようになっています。   (文・写真とも T.YOSHIMURA)

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