戻るボタン次へ進むボタン タチツボスミレ       徳島県小松島市日峰山          2008.3.29
タチツボスミレ

 石ころばかりのような山の岩陰、小さな花びらを広げて語りかけるように咲いています。
いつの頃からかこのように自然にこのスミレが咲き始めたのです。
わずか5㎝程度の高さの小さい花ですが、その花びらは薄紫、真ん中の花びらは、美しい模様付きで、色合いもグラデーションがあり、うっすらと白いぼかしが入っているようになっています。
この色彩の美しさをじっとみつめていると、この植物の背後にある存在の英知を深く感じずにはいられない思いです。
 このような人間は到底創り出せない美しさ、それらを地上の至る所で、それぞれに変化のある色彩やかたちを生み出していく、その元の英知は計り知れない英知と力があり、清い美があると感じます。
 このような野の花のすがたを見よ、と主イエスは言われました。
人間がどんなに着飾っても野の花の一つに及ばないと。人間のどのような考え、芸術的才能も、野の花の無限の深さには到底及ばないのです。
 神は、この写真のような石ころばかりの山道であってもこのように美しい花を咲かせることができるゆえに、人間においても、汚れや苦難、悲しみに取り囲まれていても、そのただ中にこの花のような心を与えることができるのです。
 
(文、写真とも.YOSHIMURA)
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