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ヤマハゼ         徳島県小松島市日峰山    2005.12.5

 深い青色を背景に、ヤマハゼの紅葉が心に沁みます。
 
澄み渡る青空も讃美、真っ赤な紅葉もまた讃美!

 四国の山々で、秋の紅葉で目立つのはこのヤマハゼが多いのです。
 常緑の木々や、褐色や黄色に色づいたクヌギやコナラ、イヌビワなどのなかで、真紅の木々が点在するのは、雄大なキャンバスに描かれた、神ご自身の絵画なのです。
 サクラは木全体に花が咲きますが、秋のこのヤマハゼの紅葉は、あたかも木全体に赤い花が咲いたようです。
 もし、山がこのような紅葉ばかりとか、緑一色とか褐色ばかりでは単調でしょうが、緑や褐色、また緑にもさまざまの色合いがあってそのなかでこのような紅葉はことに美しさを感じさせられます。
 人間もこのようにさまざまの個性をそれぞれの場で発揮するように、神が創造されているのであって、そこに全体としてよきものが生れてくるのだと思われます。
(文・写真とも T.YOSHIMURA

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