ヒイラギ

ヒイラギ  

ヒイラギ モクセイ科
       徳島県小松島市 01.11.10


 11月の中頃に上のような芳香のある花を咲かせます。
 この写真のヒイラギはほとんど葉に鋸歯(きょし・ギザギザのこと)がありません。わずかにごく一部の葉にあるだけです。
 若い木には葉に、鋭い鋸歯(トゲ)がありますが、歳月を経たヒイラギは次第にその鋸歯がなくなり、このようになめらかな葉となります。
ヒイラギというと、あの鋭いトゲを思い出す人がほとんどで、純白の芳香ある花が咲くということも知られていないようです。
 夜の寒気のなかを、このヒイラギの花が咲いている側を通って帰途につくとき、心の中まで香りが流れてくるようです。 

なお、クリスマスに使われるヒイラギと言われる植物はセイヨウヒイラギで、赤い実がついていますが、あれはモチノキ科で、このヒイラギは黒い実をつけ、これとは植物学的には、科も違う、別の植物です。

前へ

戻る

次へ

2001年11月