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クチナシ 徳島県小松島市
日峰山 2005.6.8
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クチナシは花が愛好されますが、その実も、食品に黄色の色を付けるために用いられ、また消炎、止血(しけつ)、解熱など薬用にもされています。 花の香りはさまざまですが、このクチナシの花の香りは、それらのうちで最も心ひくものの一つといえます。この写真は、野生のもので、わが家の裏山には数十年前には多くの野生のクチナシがあったのですが、現在では少なくなっています。子供のころからその花にはなじみがあり、それをとってかざぐるまのようにして遊んだものです。 しかし、大人になってからはその濃い緑の葉を背景にして浮かび上がる純白の花のすがたと、その何にもかえがたい香りによって、とくに心惹かれる花になっています。園芸店で見かける八重咲きのものにはない素朴な自然の香りがこの野生のものにはあります。
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2005年6月 |
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