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休憩室 年賀状、木の実 2000-1 -009-7

年賀状
 毎年新年には、多くの方から年賀状を頂きます。私のほうは毎年「はこ舟」誌を送っているので、年賀状を出す余裕がなく、何らかの理由がある場合以外は、出していません。
 年賀状を形式だから止めよう、虚礼廃止ということもずっと以前からよく言われてきました。しかし、私が頂く年賀状のなかには、年賀状に自分の今までの歩みや、家族の歩みなどを書いてその反省と新しい年への願いを書いたもの、または、聖書の言葉を書いて、受け取る人が少しでも神の言に関心を持ってもらいたいとの願いを込めて出しておられる方もいます。
 日本人の平均的な人では、一年間に手紙を書くのはわずかに数通だと聞いたことがあります。
 このような状態のなかで、神の言を書いて日頃連絡もしない人に送るのは、そこに祈りが込められているなら、神が用いて下さる器となると思われます。
 今年頂いた年賀状に記された聖書の言葉の中からいくつかをあげてみます。

・私たちは皆、この方の満ちあふれる豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けた。(ヨハネ福音書一・16)

・主があなたに対して抱いている計画は、平安と将来と、希望を与えようとするものである。(エレミヤ書二十九・11)

・私たちの国籍は天にある。(ピリピ書三・20)

・主は人の一歩一歩を定め、御旨にかなう道を備えて下さる。(詩編三十七・23)

・あなたのみ言葉はわが足のともしび、わが道の光です。(詩編一一九・105)

・主を待ち望め
 雄々しかれ
 汝の心を堅うせよ
 必ずや主を待ち望め (詩編二七・14)

 これらの聖書の言葉は、短いけれども、永遠の真理です。数千年をも越えてきた味わいがあります。そのように長い間、人の心を流れてきた真理なので、もし新年にあたってこうした一つのみ言葉が私たちの魂に深くとどまるならば、その年賀状は軽い一枚の紙ではあっも、重い意味を持ったことになります。

冬になっても赤い実を残している植物があります。わが家の周辺で見られる野生植物のうちには、ヤブコウジ、カラタチバナ、マンリョウ、カラスウリ、ソヨゴ、サネカズラ、サルトリイバラ、シロダモなどがあり、栽培しているものには、ナンテン、ピラカンサ、オモト、フユサンゴといった植物たちです。
 また、黒い実をつける植物たちには、ヒオウギ、ネズミモチ、ヤブラン、クスノキ、ヤブニッケイなどがあり、紫色の実には、ヤブムラサキ(ムラサキシキブのなかま)、そして白い実をつけるものでは、スズメウリ(カラスウリの仲間)や、街路樹や公園樹としてよく植えられているナンキンハゼなどが思い出されます。
 これらのうち、市街地でも見られるものは、クスノキ、ナンキンハゼ、トウネズミモチ(公園などでは野生種のネズミモチはあまり見られない)、ムラサキシキブ、ピラカンサなどの実だと思われます。
 このように、植物たちは、その木の姿や、葉、花などのの形、色、表面などみないろいろと違っていますが、実もまたさまざまの形になって直接的には、小鳥たちの冬季における貴重な食物となっていますが、私たち人間にとっても、生活に潤いを与え、花が終わったのちにまた、新たな美しさを私たちに見せてくれるものとなっています。このようにして、神が創造された自然の多様性の素晴らしさを年間を通して私たちに知らせてくれるものとなっています。
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