リストボタン堤 道雄氏、召される  2005/11

キリスト教横浜集会の責任者として長く伝道にたずさわってこられた堤 道雄氏が、二〇〇五年一〇月六日に召され、十一月二三日に横浜で告別式が行なわれました。八六歳でした。
堤さんは、徳島と関わりが深く、一九四九年頃に県の徳島学院(救護院)の院長として赴任、そこで毎日曜に日曜学校を開き、讃美歌を教えていました。そのことが原因で、後に県から解雇されることになりました。また、堤さんが院長であったとき、政池 仁(内村鑑三に学んだ伝道者)も初めて徳島を訪れ、堤夫妻に迎えられて徳島学院に泊まったこともありました。 堤さんは徳島で、伝道誌「真理」を発刊され、以後長く継続されました。
一九七一年、五一歳のときに中学の英語教師を辞して、み言葉の伝道のために捧げる新しい生活を始め、八〇歳で「真理の会」から引退されるまで全国各地、そして韓国や台湾、ロシアまで伝道のために行かれました。その後も、キリスト教横浜集会にて聖書講話を続けられました。
堤氏が提言してはじまった全国集会は、もう二〇年近くになります。今年は東京での開催でしたが、その二日前に召されたことも、いっそう印象に残ることでした。
真理の福音の種を蒔き続けて生涯を終えられたその歩みを思い、後に続く私たちも長く記憶に留めていきたいものです。そして堤さんのようなお方がさらに新たに起こされ、闇にある人たちを救う福音の伝道がなされるようにと願っています。


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