リストボタン(340)愛に生きるとは、限りなく与え
この世での報酬を 望まないこと
ああ!わたしは数えることなく与えよう
愛に計算はないと 確信して

(「リジューのテレーズ(*) 365の言葉」64頁 女子パウロ会発行)

(*)テレーズ・マルタンのこと。 リジューとは、彼女が召されたフランスの地名。(1873〜1897)フランスのカルメル会修道女。24歳で地上の命を終えたが列聖された。

・主イエスが神の愛にたとえた太陽の光は、数えることをせず、無制限に私たちに注がれていることを思いだす。科学技術は、身の回りのさまざまの物質や、光、放射線のような何らかの意味で数えられるもの(定量的なもの)がその対象であるが、神の愛の対象は無制限であり、またかぎりなく与えられる。
人間の愛はつねに数えること―その結果やお返しを数える、意識することで成り立っていることを思うとき、人間をどこまでも支え力を与えるのは人間の愛でなく、神の愛だと知らされる。