戻るボタン次へ進むボタン ヒトリシズカ           小松島市日峰山                 2007.3.26 
ヒトリシズカ
これは、山の斜面にて咲く野草らしい花です。毎年春になると、このような、葉と純白の花の組み合わせが他には見られないような姿の花を咲かせてくれます。この花は、花びらがなく、白い糸のようなものは雄しべです。葉は、はじめはこのように暗褐色で白い花を包むようになっていますが、花が終わると、緑色の葉となって横に広がります。写真の状態のときは、高さは5~10cm程度ですが、もっと花が終わると大きく30cm近くにまで成長します。
もうずっと以前から、このように咲いてその心惹かれる姿をあらわしてくれますが、ほとんど増えることはないけれど、また他の雑草などに負けることもなく、自分の持ち場をしっかり保ち続けるように、写真のように花を咲かせます。
花や樹木などの植物は、人間にさまざまの暗示を与えますが、野草の花はことにその繊細さ、美しさなどによって神の御手のわざを示し、神に向かって咲いて、清い讃美を歌っているように感じられます。
(写真、文ともに T.YOSHIMURA)

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