わが家にはウメの木が数本あります。
そのなかで、この木は一番はやく咲き始めます。
このような自然の美しさは、心して見るならその背後に見えざる創造主の御手が浮かんできます。
梅の花は、そのかすかな香りと、花やつぼみの形、色、そして厳しい冬のただなかに初々しい花を咲かせるというところが、古くから人々の心に特別な引きつける力を持ってきました。
それは、万葉集に114首もの歌が詠まれていることからもうかがえます。 梅は、このように花そのものの美しさや汚れなき雰囲気とそのほのかな香りなどのゆえに、好まれていますが、他方、その実も梅干しや梅酒などに用いられ、大きな役割をもっています。 梅はヨーロッパやアメリカにはなく、古い時代に中国からわたってきたとされています。
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