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シュウカイドウ (秋海棠) わが家の庭にて
夏の終りから咲き始めるこの花は、ややうつむきかげんに咲き、淡紅色の花びらが印象的でどこか静かなたたずまいがあります。先日、県南の山間部の日陰のしめった急な斜面にて、この花が、群生しているのに出会って驚かされたものです。ほとんどだれにも気づかれずにひっそりと咲いているを目にしたとき、どのようにしてこのような山間の崖のようなところに咲くに至ったのか不思議に思うととにも、雑草や木々のただなかでこのような美しい花が咲いていた姿がことに心に残っています。 もう40年近く昔、京都の山で、やはりしめった木陰で群生しているこの花を見付けたときの情景が浮かんできたものです。 植物は、沈黙のまま、ただ咲いているだけで、私たちの心に何かを残す働きを持っています。 |
天つ真清水 受けずして 罪に枯れたる ひと草の さかえの花はいかで咲くべき 注げ、いのちの真清水を (讃美歌217番3節)
私たちも、この讃美歌のように、神からいのちの水を受けて、花を咲かせるものとしていただきたいものです。 (文・写真ともに、.YOSHIMURA) |
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2005年8月 |