|
タチツボスミレ 徳島県小松島市 日峰山2005.3.23 このような細かな装飾とその柔らかな美しい色合いは、私たちに語りかけようとされる神のお心が反映されているように感じます。このような白い部分とか模様がなくとも、このスミレが生きていくためには何ら差し支えがないはずのものです。 |
|
こうしたことは花びらの形、葉のぎざぎざの部分(鋸歯)、茎や葉の小さな毛の有無やその色や大きさ、太さなどなど数えきれない特徴についても言えることです。それらの特徴は、単にその植物が生きていくためだけでない何か別の目的があることを暗示するものですそのような目的の一つとして考えられるのは、神が一つ一つの独自性を重んじ、それを強調しようとされているのではないかということです。 人間も一人一人が同様に他にはどこにもない個性を与えられて創造されているのを思うのです。主イエスが野の花を見よ、と言われたり、私たちの頭の髪の毛一つ一つが数えられ、スズメの一羽ですらも無意味に死んだりしない、と言われたのも、神がいかなる人間も自然のものもみんな神の深い御計画のうちに置かれているということを言おうとされたわけです。(文・写真ともT.YOSHIMURA) | ||
2005年3月 |