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ウツギ 徳島県海部郡日和佐町 2005.5.20 |
なお、この1節に「卯の花が匂う」とあるので、たいていの人たちは、卯の花には香りがあると思っていますが、そうではなく、香りはありません。 なお、この「匂う」とは、本来は、「に」は丹で赤色、「ほ」は穂・秀の意で外に現れること、すなわち赤などの色にくっきり色づくのが原義で、「赤などのあざやかな色が美しく映える」とか「生き生きとした美しさなどが溢れる」といった意味にも使われています。(古語辞典、広辞苑などを参照) 讃美歌にも、「ああ、ベツレヘムよ、などか一人 星のみ匂いて 静かに眠る…」(讃美歌115番)という言葉がありますが、これは星が「匂いをもっている」ということでなく、「星だけが美しく輝いている」という意味です。 5)五月やみ、ホタル飛び交い 水鶏(くいな)なき、 |
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2005年6月 |