キチジョウソウ(吉祥草) |
キチジョウソウ(吉祥草) 徳島県小松島市 日峰山 2005.11.12 |
の高さは20センチ内外、花はその中にひっそりと控え目に咲いていて、湿った日のあまりあたらない所に育っています。つぼみのときには、深みのある赤紫で、花が咲くと白い花びらが開きます。 昔は、天災にも備えができず、社会生活も差別に満ちていて、病気になっても医者にもかかれず、しばしば飢饉となり、食べ物にも事欠くといった状況が多かったために、何かよいことを待ち望む心が強かったと思われます。それで、なかなか花が咲かない植物が、花を咲かせると、人々のそうした願いと結びついてこのような名がついたのであろうと思われます。 |
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2005年11月 |