雪の中の梅        2011.2.14撮影(徳島県小松島市)

今年、214日に当地としては

最近ながく見られなかった大雪となった日の撮影です。

わが家は、高さ200メートルほどの山を少し登ったところですが、この山の頂では15センチほどの積雪となっていました。この写真のように、雪のなかの梅は、聖書にも記されているように、雪の白さが 、私たちの罪清められた心の世界を指し示すゆえに、いっそう私たちの心に残るものです。

  梅は、このように一年で最も寒さ厳しいときにも次々と花を咲かせるゆえに、私たちにその花のやさしさとともに、厳しさのなかに咲くことの力を感じさせてくれます。また、その香りは多くの人にとってはなじみがないことと思いますが、花に近づくとよき香りがあり、厳しさのなかにうるおいをたたえている花です。

 また、ほかに花もほとんどなく、木の実のないころなので、小鳥、とくにメジロがしばしばやってきて花の蜜をすっています。

 適切な剪定があれば、樹木としての姿も古木となるほど風格も生まれます。また、その実はとくに梅干しとしておにぎりなどにはなくてはならないものですが、その実にはほかのいかなる果実類ものにも増して、クエン酸の含有量が多く、それは体内に取り入れられるとすぐにエネルギー源となるゆえ、疲れたとき、病気のときなどにも愛好されるものとなっています。

 このように、梅は、花の美しさ、樹木のすがた、香りなどが好ましく、さらに果実も食用や薬用などとして一般の日本人にも愛好されるという幅広い役目をになっています。こうした多様性は、創造主たる神が与えたものであるゆえ、そのもとになった神ご自身が、こうしたあらゆるよきものをたたえた存在であることを思わせてくれるのです。                  (写真、文: T.YOSHIMURA

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