主日礼拝日時
 
2020年3月15日

聖書講話箇所

「二つの選択」

マタイ27章15節~30節
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新共同 マタ 27:15-30

27:15 ところで、祭りの度ごとに、総督は民衆の希望する囚人を一人釈放することにしていた。

27:16 そのころ、バラバ・イエスという評判の囚人がいた。

27:17 ピラトは、人々が集まって来たときに言った。「どちらを釈放してほしいのか。バラバ・イエスか。それともメシアといわれるイエスか。」

27:18 人々がイエスを引き渡したのは、ねたみのためだと分かっていたからである。

27:19 一方、ピラトが裁判の席に着いているときに、妻から伝言があった。「あの正しい人に関係しないでください。その人のことで、わたしは昨夜、夢で随分苦しめられました。」

27:20 しかし、祭司長たちや長老たちは、バラバを釈放して、イエスを死刑に処してもらうようにと群衆を説得した。

27:21 そこで、総督が、「二人のうち、どちらを釈放してほしいのか」と言うと、人々は、「バラバを」と言った。

27:22 ピラトが、「では、メシアといわれているイエスの方は、どうしたらよいか」と言うと、皆は、「十字架につけろ」と言った。

27:23 ピラトは、「いったいどんな悪事を働いたというのか」と言ったが、群衆はますます激しく、「十字架につけろ」と叫び続けた。

27:24 ピラトは、それ以上言っても無駄なばかりか、かえって騒動が起こりそうなのを見て、水を持って来させ、群衆の前で手を洗って言った。「この人の血について、わたしには責任がない。お前たちの問題だ。」

27:25 民はこぞって答えた。「その血の責任は、我々と子孫にある。」

27:26 そこで、ピラトはバラバを釈放し、イエスを鞭打ってから、十字架につけるために引き渡した。

◆兵士から侮辱される

27:27 それから、総督の兵士たちは、イエスを総督官邸に連れて行き、部隊の全員をイエスの周りに集めた。

27:28 そして、イエスの着ている物をはぎ取り、赤い外套を着せ、

27:29 茨で冠を編んで頭に載せ、また、右手に葦の棒を持たせて、その前にひざまずき、「ユダヤ人の王、万歳」と言って、侮辱した。

27:30 また、唾を吐きかけ、葦の棒を取り上げて頭をたたき続けた。