主日礼拝日時

2014年4月6日(日曜日)

聖書講話箇所

サムエル記下15章24~16章1-14

「闇の中における神の御計画」


 
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 [新共同訳]  サムエル記下             

15:24 ツァドクをはじめレビ人全員が神の契約の箱を担いで来ており、兵士全員が都を去るまで神の箱を降ろしていた。アビアタルも来ていた。

15:25 王はツァドクに言った。「神の箱は都に戻しなさい。わたしが主の御心に適うのであれば、主はわたしを連れ戻し、神の箱とその住む所とを見せてくださるだろう。

15:26 主がわたしを愛さないと言われるときは、どうかその良いと思われることをわたしに対してなさるように。」

15:27 王は祭司ツァドクに向かって言葉を続けた。「分かったか。平和にエルサレムに戻ってもらいたい。息子のアヒマアツとアビアタルの子ヨナタン、この二人の若者を連れて帰りなさい。

15:28 分かったか。わたしはあなたたちからの知らせを受けるまで、荒れ野の渡し場で待っている。」

15:29 ツァドクとアビアタルは神の箱と共にエルサレムに戻り、そこにとどまった。

15:30 ダビデは頭を覆い、はだしでオリーブ山の坂道を泣きながら上って行った。同行した兵士たちも皆、それぞれ頭を覆い、泣きながら上って行った。

15:31 アヒトフェルがアブサロムの陰謀に加わったという知らせを受けて、ダビデは、「主よ、アヒトフェルの助言を愚かなものにしてください」と祈った。

15:32 神を礼拝する頂上の場所に着くと、アルキ人フシャイがダビデを迎えた。上着は裂け、頭に土をかぶっていた。

15:33 ダビデは彼に言った。「わたしと一緒に来てくれてもわたしの重荷になるだけだ。

15:34 都に戻って、アブサロムにこう言ってくれ。『王よ、わたしはあなたの僕です。以前、あなたの父上の僕でしたが、今からはあなたの僕です』と。お前はわたしのためにアヒトフェルの助言を覆すことができる。

15:35 都には祭司ツァドクとアビアタルもいて、お前と共に行動する。王宮で耳にすることはすべて祭司のツァドクとアビアタルに伝えてほしい。

15:36 また、そこには彼らの二人の息子も共にいる。ツァドクの息子アヒマアツ、アビアタルの息子ヨナタンだ。耳にすることは何でもこの二人を通してわたしのもとに伝えるようにしてくれ。」

15:37 こうしてダビデの友フシャイは都に入った。アブサロムもエルサレムに入城した。

 

[新共同訳]  サムエル記下             

16:1 ダビデが山頂を少し下ったときに、メフィボシェトの従者ツィバが、ダビデを迎えた。彼は二頭の鞍を置いたろばに、二百個のパン、百房の干しぶどう、百個の夏の果物、ぶどう酒一袋を積んでいた。

16:2 王が、「お前はこれらのものをどうするのか」と尋ねると、ツィバは、「ろばは王様の御家族の乗用に、パンと夏の果物は従者の食用に、ぶどう酒は荒れ野で疲れた者の飲料に持参いたしました」と答えた。

16:3 王がツィバに、「お前の主人の息子はどこにいるのか」と尋ねると、ツィバは王に、「エルサレムにとどまっています。『イスラエルの家は今日、父の王座をわたしに返す』と申していました」と答えた。

16:4 王はツィバに、「それなら、メフィボシェトに属する物はすべてお前のものにしてよろしい」と言った。ツィバは、「お礼申し上げます。主君である王様の御厚意にあずかることができますように」と言った。

16:5 ダビデ王がバフリムにさしかかると、そこからサウル家の一族の出で、ゲラの子、名をシムイという男が呪いながら出て来て、

16:6 兵士、勇士が王の左右をすべて固めているにもかかわらず、ダビデ自身とダビデ王の家臣たち皆に石を投げつけた。

16:7 シムイは呪ってこう言った。「出て行け、出て行け。流血の罪を犯した男、ならず者。

16:8 サウル家のすべての血を流して王位を奪ったお前に、主は報復なさる。主がお前の息子アブサロムに王位を渡されたのだ。お前は災難を受けている。お前が流血の罪を犯した男だからだ。」

16:9 ツェルヤの子アビシャイが王に言った。「なぜあの死んだ犬に主君、王を呪わせておかれるのですか。行かせてください。首を切り落としてやります。」

16:10 王は言った。「ツェルヤの息子たちよ、ほうっておいてくれ。主がダビデを呪えとお命じになったのであの男は呪っているのだろうから、『どうしてそんなことをするのか』と誰が言えよう。」

16:11 ダビデは更にアビシャイと家臣の全員に言った。「わたしの身から出た子がわたしの命をねらっている。ましてこれはベニヤミン人だ。勝手にさせておけ。主の御命令で呪っているのだ。

16:12 主がわたしの苦しみを御覧になり、今日の彼の呪いに代えて幸いを返してくださるかもしれない。」

16:13 ダビデと一行は道を進んだ。シムイはダビデと平行して山腹を進み、呪っては石を投げ、塵を浴びせかけた。

16:14 王も同行の兵士も皆、疲れて到着し、そこで一息ついた。

16:15 アブサロムはイスラエル人の兵士を全員率いてエルサレムに入城し、アヒトフェルも共にいた。

16:16 ダビデの友、アルキ人フシャイはアブサロムのもとに来て、アブサロムに向かって言った。「王様万歳、王様万歳。」