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タイトル・聖書箇所

「イスラエルの罪(2)」

2章14-37

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新共同 エレ 2:14-37

2:14 イスラエルは奴隷なのか/家に生まれた僕であろうか。それなのに、どうして捕らわれの身になったのか。

2:15 若獅子が彼に向かってほえ/うなり声をあげた。彼の地は荒れ地とされ/町々は焼き払われて/住む人もなくなった。

2:16 メンフィスとタフパンヘスの人々も/あなたの頭をそり上げる。

2:17 あなたの神なる主が、旅路を導かれたとき/あなたが主を捨てたので/このことがあなたの身に及んだのではないか。

2:18 それなのに、今あなたはエジプトへ行って/ナイルの水を飲もうとする。それは、一体どうしてか。また、アッシリアへ行って/ユーフラテスの水を飲もうとする。それは、一体どうしてか。

2:19 あなたの犯した悪が、あなたを懲らしめ/あなたの背信が、あなたを責めている。あなたが、わたしを畏れず/あなたの神である主を捨てたことが/いかに悪く、苦いことであるかを/味わい知るがよいと/万軍の主なる神は言われる。

2:20 あなたは久しい昔に軛を折り/手綱を振り切って/「わたしは仕えることはしない」と言った。あなたは高い丘の上/緑の木の下と見ればどこにでも/身を横たえて遊女となる。

2:21 わたしはあなたを、甘いぶどうを実らせる/確かな種として植えたのに/どうして、わたしに背いて/悪い野ぶどうに変わり果てたのか。

2:22 たとえ灰汁で体を洗い/多くの石灰を使っても/わたしの目には/罪があなたに染みついていると/主なる神は言われる。

2:23 どうして、お前は言い張るのか/わたしは汚れていない/バアルの後を追ったことはない、と。見よ、谷でのお前のふるまいを/思ってみよ、何をしたのか。お前は、素早い雌のらくだのように/道をさまよい歩く。

2:24 また、荒れ野に慣れた雌ろばのように/息遣いも荒く、欲情にあえいでいる。誰がその情欲を制しえよう。彼女に会いたければ、だれも苦労はしない。その月になれば、見つけ出せる。

2:25 素足になることを避け/喉が渇かぬようにせよ、と言われても/お前は答えて言う。「いいえ、止めても無駄です。わたしは異国の男を慕い/その後を追います」と。

2:26 盗人が捕らえられて辱めを受けるように/イスラエルの家も辱めを受ける/その王、高官、祭司、預言者らも共に。

2:27 彼らは木に向かって、「わたしの父」と言い/石に向かって、「わたしを産んだ母」と言う。わたしに顔を向けず、かえって背を向け/しかも、災難に遭えば/「立ち上がって/わたしたちをお救いください」と言う。

2:28 お前が造った神々はどこにいるのか。彼らが立ち上がればよいのだ/災難に遭ったお前を救いうるのならば。ユダよ、お前の神々は/町の数ほどあるではないか。

2:29 なぜ、わたしと争い/わたしに背き続けるのか、と主は言われる。

2:30 わたしはお前たちの子らを打ったが/無駄であった。彼らは懲らしめを受け入れなかった。獅子が滅ぼし尽くすように/お前たちは預言者を剣の餌食とした。

2:31 この世代の者よ、見よ、これは主の言葉だ。わたしはイスラエルにとって荒れ野なのか。深い闇の地なのか。どうして、わたしの民は言うのか。「迷い出てしまったからには/あなたのもとには帰りません」と。

2:32 おとめがその身を飾るものを/花嫁が晴れ着の帯を忘れるだろうか。しかし、わたしの民はわたしを忘れ/数えきれない月日が過ぎた。

2:33 なんと巧みにお前は情事を求めることか。悪い女たちにさえ、その道を教えるほどだ。

2:34 お前の着物の裾には/罪のない貧しい者を殺した血が染みついている。それは、盗みに押し入ったときに/付いたものではない。それにもかかわらず

2:35 「わたしには罪がない」とか/「主の怒りはわたしから去った」とお前は言う。だが、見よ。「わたしは罪を犯していない」と言うなら/お前は裁きの座に引き出される。

2:36 なんと軽率にお前は道を変えるのか。アッシリアによって辱められたように/エジプトにも辱められるであろう。

2:37 そこからも、お前は両手を頭に置いて出て来る。主はお前が頼りにしているものを退けられる。彼らに頼ろうとしても成功するはずがない。