イザヤ書
9章6節〜20節

「ダビデ王国の永遠性とイスラエルへのさばき」
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新共同 イザ 9:6-20

9:6 ダビデの王座とその王国に権威は増し/平和は絶えることがない。王国は正義と恵みの業によって/今もそしてとこしえに、立てられ支えられる。万軍の主の熱意がこれを成し遂げる。

◆北イスラエルの審判

9:7 主は御言葉をヤコブに対して送り/それはイスラエルにふりかかった。

9:8 民はだれもかれも/エフライム、サマリアの住民も/それを認めたが、なお誇り、驕る心に言った。

9:9 「れんがが崩れるなら、切り石で家を築き/桑の木が倒されるなら、杉を代わりにしよう。」

9:10 主は民に対して、苦しめる者レツィンを興し/敵を奮い立たせられた。

9:11 アラムは東から、ペリシテは西から/大口を開けて、イスラエルを食らった。しかしなお、主の怒りはやまず/御手は伸ばされたままだ。

9:12 民は自分たちを打った方に立ち帰らず/万軍の主を求めようとしなかった。

9:13 それゆえ主は、イスラエルから頭も尾も/しゅろの枝も葦の茎も一日のうちに断たれた。

9:14 長老や尊敬される者、これが頭/偽りを教える者、預言者、これが尾だ。

9:15 この民を導くべき者は、迷わす者となり/導かれる者は、惑わされる者となった。

9:16 それゆえ、主は若者たちを喜ばれず/みなしごややもめすらも憐れまれない。民はすべて、神を無視する者で、悪を行い/どの口も不信心なことを語るからだ。しかしなお、主の怒りはやまず/御手は伸ばされたままだ。

9:17 まことに悪は火のように燃え/茨とおどろをなめ尽くす。森の茂みに燃えつき、煙の柱が巻き上がる。

9:18 万軍の主の燃える怒りによって、地は焼かれ/民は火の燃えくさのようになり/だれもその兄弟を容赦しない。

9:19 右から切り取っても、飢えている。左に食らいついても、飽くことができない。だれも皆、自分の同胞の肉を食らう。

9:20 マナセはエフライムを、エフライムはマナセを/そして彼らは共にユダを襲う。しかしなお、主の怒りはやまず/御手は伸ばされたままだ。