申命記講話

32章48-33章7
「燃える炎と神の言葉」
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 新共同 申  32:48-52

32:48 その同じ日に、主はモーセに仰せになった。

32:49 「エリコの向かいにあるモアブ領のアバリム山地のネボ山に登り、わたしがイスラエルの人々に所有地として与えるカナンの土地を見渡しなさい。

32:50 あなたは登って行くその山で死に、先祖の列に加えられる。兄弟アロンがホル山で死に、先祖の列に加えられたように。

32:51 あなたたちは、ツィンの荒れ野にあるカデシュのメリバの泉で、イスラエルの人々の中でわたしに背き、イスラエルの人々の間でわたしの聖なることを示さなかったからである。

32:52 あなたはそれゆえ、わたしがイスラエルの人々に与える土地をはるかに望み見るが、そこに入ることはできない。」
 

新共同 申  33:1-7

33:1 これは神の人モーセが生涯を終えるに先立って、イスラエルの人々に与えた祝福の言葉である。

33:2 主はシナイより来り/セイルから人々の上に輝き昇り/パランの山から顕現される。主は千よろずの聖なる者を従えて来られる。その右の手には燃える炎がある。

33:3 あなたは民らを慈しみ/すべての聖なる者をあなたの御手におかれる。彼らはあなたの足もとにひれ伏し/あなたの御告げを受ける。

33:4 モーセは我らに教えを授け/ヤコブの会衆の受け継ぐべきものとした。

33:5 民の長たちがイスラエルの諸族と共に集うとき/主はエシュルンの王として臨まれる。

33:6 ルベンを生かし、滅ぼさないでください。たとえその数が少なくなるとしても。

33:7 この言葉を彼はユダのために言った。主よ、ユダの声に耳を傾け/その民のもとに彼を来させてください。御手をもって彼のために戦い/苦しめる者からの助けとなってください。