NO.83

タイトル・聖書箇所

(最新版)

「ヨハネの死と神のご支配」

14章1節~12節

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口語訳 マタ 14:1-12

14:1 そのころ、領主ヘロデはイエスのうわさを聞いて、

14:2 家来に言った、「あれはバプテスマのヨハネだ。死人の中からよみがえったのだ。それで、あのような力が彼のうちに働いているのだ」。

14:3 というのは、ヘロデは先に、自分の兄弟ピリポの妻ヘロデヤのことで、ヨハネを捕えて縛り、獄に入れていた。

14:4 すなわち、ヨハネはヘロデに、「その女をめとるのは、よろしくない」と言ったからである。

14:5 そこでヘロデはヨハネを殺そうと思ったが、群衆を恐れた。彼らがヨハネを預言者と認めていたからである。

14:6 さてヘロデの誕生日の祝に、ヘロデヤの娘がその席上で舞をまい、ヘロデを喜ばせたので、

14:7 彼女の願うものは、なんでも与えようと、彼は誓って約束までした。

14:8 すると彼女は母にそそのかされて、「バプテスマのヨハネの首を盆に載せて、ここに持ってきていただきとうございます」と言った。

14:9 王は困ったが、いったん誓ったのと、また列座の人たちの手前、それを与えるように命じ、

14:10 人をつかわして、獄中でヨハネの首を切らせた。

14:11 その首は盆に載せて運ばれ、少女にわたされ、少女はそれを母のところに持って行った。

14:12 それから、ヨハネの弟子たちがきて、死体を引き取って葬った。そして、イエスのところに行って報告した。

新改訳 マタ 14:1-12

14:1 そのころ、国主ヘロデは、イエスのうわさを聞いて、

14:2 侍従たちに言った。「あれはバプテスマのヨハネだ。ヨハネが死人の中からよみがえったのだ。だから、あんな力が彼のうちに働いているのだ。」

14:3 実は、このヘロデは、自分の兄弟ピリポの妻ヘロデヤのことで、ヨハネを捕えて縛り、牢に入れたのであった。

14:4 それは、ヨハネが彼に、「あなたが彼女をめとるのは不法です。」と言い張ったからである。

14:5 ヘロデはヨハネを殺したかったが、群衆を恐れた。というのは、彼らはヨハネを預言者と認めていたからである。

14:6 たまたまヘロデの誕生祝いがあって、ヘロデヤの娘がみなの前で踊りを踊ってヘロデを喜ばせた。

14:7 それで、彼は、その娘に、願う物は何でも必ず上げると、誓って堅い約束をした。

14:8 ところが、娘は母親にそそのかされて、こう言った。「今ここに、バプテスマのヨハネの首を盆に載せて私に下さい。」

14:9 王は心を痛めたが、自分の誓いもあり、また列席の人々の手前もあって、与えるように命令した。

14:10 彼は人をやって、牢の中でヨハネの首をはねさせた。

14:11 そして、その首は盆に載せて運ばれ、少女に与えられたので、少女はそれを母親のところに持って行った。

14:12 それから、ヨハネの弟子たちがやって来て、死体を引き取って葬った。そして、イエスのところに行って報告した。

新共同 マタ 14:1-12

14:1 そのころ、領主ヘロデはイエスの評判を聞き、

14:2 家来たちにこう言った。「あれは洗礼者ヨハネだ。死者の中から生き返ったのだ。だから、奇跡を行う力が彼に働いている。」

14:3 実はヘロデは、自分の兄弟フィリポの妻ヘロディアのことでヨハネを捕らえて縛り、牢に入れていた。

14:4 ヨハネが、「あの女と結婚することは律法で許されていない」とヘロデに言ったからである。

14:5 ヘロデはヨハネを殺そうと思っていたが、民衆を恐れた。人々がヨハネを預言者と思っていたからである。

14:6 ところが、ヘロデの誕生日にヘロディアの娘が、皆の前で踊りをおどり、ヘロデを喜ばせた。

14:7 それで彼は娘に、「願うものは何でもやろう」と誓って約束した。

14:8 すると、娘は母親に唆されて、「洗礼者ヨハネの首を盆に載せて、この場でください」と言った。

14:9 王は心を痛めたが、誓ったことではあるし、また客の手前、それを与えるように命じ、

14:10 人を遣わして、牢の中でヨハネの首をはねさせた。

14:11 その首は盆に載せて運ばれ、少女に渡り、少女はそれを母親に持って行った。

14:12 それから、ヨハネの弟子たちが来て、遺体を引き取って葬り、イエスのところに行って報告した。