創世記講話
聖書講話 吉村 孝雄
(徳島聖書キリスト集会代表者)
11章1節〜11章32節

「バベルの塔」
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新共同 創  11:1-22

11:1 世界中は同じ言葉を使って、同じように話していた。

11:2 東の方から移動してきた人々は、シンアルの地に平野を見つけ、そこに住み着いた。

11:3 彼らは、「れんがを作り、それをよく焼こう」と話し合った。石の代わりにれんがを、しっくいの代わりにアスファルトを用いた。

11:4 彼らは、「さあ、天まで届く塔のある町を建て、有名になろう。そして、全地に散らされることのないようにしよう」と言った。

11:5 主は降って来て、人の子らが建てた、塔のあるこの町を見て、

11:6 言われた。「彼らは一つの民で、皆一つの言葉を話しているから、このようなことをし始めたのだ。これでは、彼らが何を企てても、妨げることはできない。

11:7 我々は降って行って、直ちに彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおう。」

11:8 主は彼らをそこから全地に散らされたので、彼らはこの町の建設をやめた。

11:9 こういうわけで、この町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、主がそこから彼らを全地に散らされたからである。

◆セムの系図

11:10 セムの系図は次のとおりである。セムが百歳になったとき、アルパクシャドが生まれた。それは洪水の二年後のことであった。

11:11 セムは、アルパクシャドが生まれた後五百年生きて、息子や娘をもうけた。

11:12 アルパクシャドが三十五歳になったとき、シェラが生まれた。

11:13 アルパクシャドは、シェラが生まれた後四百三年生きて、息子や娘をもうけた。

11:14 シェラが三十歳になったとき、エベルが生まれた。

11:15 シェラは、エベルが生まれた後四百三年生きて、息子や娘をもうけた。

11:16 エベルが三十四歳になったとき、ペレグが生まれた。

11:17 エベルは、ペレグが生まれた後四百三十年生きて、息子や娘をもうけた。

11:18 ペレグが三十歳になったとき、レウが生まれた。

11:19 ペレグは、レウが生まれた後二百九年生きて、息子や娘をもうけた。

11:20 レウが三十二歳になったとき、セルグが生まれた。

11:21 レウは、セルグが生まれた後二百七年生きて、息子や娘をもうけた。

11:22 セルグが三十歳になったとき、ナホルが生まれた。