コリントの信徒への手紙一
14章6-16

「霊と理性で祈り、讃美する」
前へ 戻る 次へ

新共同 Tコリ14:6-16

14:6 だから兄弟たち、わたしがあなたがたのところに行って異言を語ったとしても、啓示か知識か預言か教えかによって語らなければ、あなたがたに何の役に立つでしょう。

14:7 笛であれ竪琴であれ、命のない楽器も、もしその音に変化がなければ、何を吹き、何を弾いているのか、どうして分かるでしょう。

14:8 ラッパがはっきりした音を出さなければ、だれが戦いの準備をしますか。

14:9 同じように、あなたがたも異言で語って、明確な言葉を口にしなければ、何を話しているか、どうして分かってもらえましょう。空に向かって語ることになるからです。

14:10 世にはいろいろな種類の言葉があり、どれ一つ意味を持たないものはありません。

14:11 だから、もしその言葉の意味が分からないとなれば、話し手にとってわたしは外国人であり、わたしにとってその話し手も外国人であることになります。

14:12 あなたがたの場合も同じで、霊的な賜物を熱心に求めているのですから、教会を造り上げるために、それをますます豊かに受けるように求めなさい。

14:13 だから、異言を語る者は、それを解釈できるように祈りなさい。

14:14 わたしが異言で祈る場合、それはわたしの霊が祈っているのですが、理性は実を結びません。

14:15 では、どうしたらよいのでしょうか。霊で祈り、理性でも祈ることにしましょう。霊で賛美し、理性でも賛美することにしましょう。

14:16 さもなければ、仮にあなたが霊で賛美の祈りを唱えても、教会に来て間もない人は、どうしてあなたの感謝に「アーメン」と言えるでしょうか。あなたが何を言っているのか、彼には分からないからです。