風の歌
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天上の世界 地上がどんなに混乱しても 地上が闇で覆われてきても 天上の世界では 天使が行き交い勝利を告げる。 目を凝らしても 天使の姿は見えないけれど 心を澄ませば 山の木々を通り抜けていく風の音のような 天使の羽音が聞こえてくる。 |
カワウ 主の平安という名前の池の上に 存在をおいて 疑いもせず 迷いもせず み旨のままに生かされているから 水面の上をすべるように通った後に きれいな軌跡がついている。 |
降りそそぐ 降りそそぐ光を受けたら木になって 光のもとなる主を仰ごう 降りそそぐ光を浴びたら木になって 光のもとなる主に歌おう |
御国の光 一日の終わり 今日の太陽がしずむとき 神は一瞬 天の世界を示される 神の臨在と栄光の輝き。 わたしたちの命の終わりのときにも 天地宇宙の終わりのときにも この光が輝き この光の中に帰っていくのだ。 |
4年前の冬 わたしの心の中に灯った 小さな光があります。 この灯火は強くなったり弱くなったり 消えそうになったりするけれど それでも決して消えないで燃え続けている。 イエス様が消えないように まどろむことなく見ていて下さる。 わたしは、この光によって生かされ この光のために生きています。 尊い犠牲の血によってわたしに灯された小さな火 終わりまで主のために燃え続けますように。 この小さな光の恵みのひとしずくをお届けします。 |
確かなものにすがりついて ひとあし、ひとあし、 天を見上げて登っていくと いつの日にか まぶしい光の中に、きっと行き着く。 ツタの葉は黙って登っていく。 そのときに、つぶらな小さな 花が咲く。 |
夏にツクシ!・・と思ったら イヌドクサだという。 川辺に並んで 黙って立っている。 おこるでなく さわぐでなく 静かにしたまま 朝も夜も 晴れても雨でも 主の命じられるまま 並んで黙って立っている。 |
この花の名前が アガパンサスだと聞いてから それは「アガペー」から来ているときいてから 急に目にとまるようになった青い花。 神は愛ですよ、と 出会うたびに教えてくれる。 |
聖霊の結ぶ実は 愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制。 小さな赤いこの実には 言葉も、文字もないけれど 黙って結ぶ赤い実に、これらのすべてのことがある。 風に揺れる赤い実が 言葉以上に教えてくれる。 |
天使の羽根がひとひら
やまかげに舞い降りているかと思えば
ガクウツギの白い花 神の御むねをそのままにうつして 光のように清らかに咲いている。 じっと向かい合えば まぶしくて 目を離せないような 目を閉じてしまいそうな どうしてそんなに清らかなのですか? 答えのかわりに 目には見えない光の滴を こころにひとつ落としてくれた。 |
この入り口から、はじめて入った日 ここで、主イエスに出会うとは思わなかった。 この入り口を、初めて入った日 わたしは似合いもしない派手な格好をしていて それが、やたらと恥ずかしかった。 この入り口を何度かくぐってわたしは、救われた。 それから、何度もこの戸をくぐった。 もう、派手な格好をしなくなった。 慕わしい、尊いこの入り口よ。 命の道に通じる門は小さかった。 しかし、入り口の向こうは永遠に通じていた。 |
キツネノマゴの 花のこころの真ん中に 白い鳩が住んでいる。 キツネノマゴの 小さな花の真ん中に 小さな鳩が住んでいる。 誰にも聞こえない声で 小さな鳩は歌ってる。 |
この階段を登って 目の前にひらけるものはなんだろう。 行き着く先はどこだろう。 わからなくても 信じられる。 行き着く先のなつかしさ 行き着く先のいとおしさ。 |
空が置かれ 山が置かれ 川が置かれ。 偉大な創造の御業のもと。 ここで生きよと わたしたちをおいてくださった 川縁の町 徳島の町。 |
月の光をそそがれて コマツヨイグサは光り出す。 誰かに光を届けたい イエスの愛を伝えたい 夕暮れの風に祈りを込めて コマツヨイグサは光り出す。 |
さあ、 あなたに赤い冠をあげよう。 迷いながらも 恐れながらも 倒れながらも 泣きながら 主イエス様に叫び続けた一筋の道。 旅の終わり。 さあ、 あなたに赤い 主の血の冠をあげよう。 |
秋の風に 色をつけたら ヨメナの花びら。 |
主イエスキリストの大地に、 しっかり根を張ったなら 後はぐんぐん伸びていこう。 空をめざし、天をめざし いつか、主イエスにとどくまで 後はぐんぐん伸びていこう。 |
命の水をたたえて流れる はるかな、はるかな吉野川 御手にいだかれ 御手の中を 御手に運ばれ流れていく。 キリストの愛が川となって はるかに流れる吉野川 |
スイスにそびえる美しい山「エンゼルベルグ」 「天使の山」と言う意味らしい 昔、主の天使が舞い降りたのだと この名前がつけられたという。 天使はもう御国に帰ってしまったけれど 天使の祈りは雪となり 根雪となって白く輝く。 |
山が語る 木々が語る 風が語る 主イエスのめぐみ 山が祈る 木々が祈る 風が祈る 主イエスのめぐみ |
一日の終わりに 神様は西の空をあかね色に染められる。 どのような一日を過ごしたものにも注がれる ただ、一方的な神様の愛。 |
静かなる 細き御声を求めつつ われ、ひとすじの この道をゆかん |
こぼれ落ちるように あおい珠の実 アセビの実。 風が吹けば一斉に 鈴のように鳴り出すのだろう。 こぼれ落ちるように 御霊の実をわたしにも下さい。 主イエスの風に 美しく鳴り響くように。 |
地の上に生きて悩んで苦しんで 光を求めてあえぐ魂ひとつひとつ 主の天使は名前を記して携えて 天にいます主に告げて下さる。 天に帰る主の天使の通ったあとに 大空に残る白い雲の廊下がひとすじ。 |
遙かな遙かな昔から 幾度となく、祈られてきた 主イエス様が教えて下さった祈り。 真実な心で祈る 真実な祈りは 天に刻まれ主に届く。 |
主イエスキリストの 一本の茎に支えられて ウツボグサの小さな花は 主の愛を歌う小さな聖歌隊 私たちも声を合わせて 小さな讃美 天まで届け。 |
ヘロデがペトロを 引き出そうとしていた日の前夜、 ペトロは二本の鎖でつながれ、 二人の兵士の間で眠っていた。 番兵たちは戸口で牢を見張っていた。 すると、主の天使がそばに立ち、 光が牢の中を照らした。 天使はペトロのわき腹をつついて起こし、 「急いで起き上がりなさい」と言った。 すると、鎖が彼の手から外れ落ちた。 草むらの中に白くたたずむ 野バラの花を見ていたら 聖書にでてくる 天使を思い出しました。 |
しずけき川の岸辺を 過ぎゆくときにも うきなやみの荒海を わたり行くおりにも こころ安し 神によりて安し (讃美歌520番) ときおり、子どもを連れて 吉野川に行きます。 命の水をたたえて流れ 神からいでて、神に向かう。 川よ、美しい吉野川よ。 静かな声で伝えて欲しい。 唯一の神がおられることを 創られたのは神なることを。 |
地味で目立たず 静かで控えめ 下を向いているけれど うなだれているのではない。 耳を澄まして ひたすら御声を聴いている。 ハンゲショウの真実。 |
それから、イエスはたとえを話された。 「いちじくの木や、 ほかのすべての木を見なさい。 葉が出始めると、それを見て、 既に夏の近づいたことが おのずと分かる。 それと同じように、あなたがたは、 これらのことが起こるのを見たら、 神の国が近づいていると悟りなさい。 はっきり言っておく。 すべてのことが起こるまでは、 この時代は決して滅びない。 天地は滅びるが、 わたしの言葉は決して滅びない。」 ルカによる福音書 21章29節〜33節 ちいさなナツメの淡い花。 目立たず可憐に 夏を告げる。 甘酸っぱい実を 今年も誰かに届けるために。 |