風の歌
st02_l2.gi
2004年

今日は です。

更新は です。
/b010lin.gif
st07_m2.gif内容・もくじst07_m2.gif
st07_m2.gif st07_m2.gifアカネ
st07_m2.gif夕暮れの雲 st07_m2.gifフユイチゴ
b010lin.gif

st07_m2.gif1 フユイチゴ

草花の少ない冬の野山に
きらりと光る
赤い輝き
フユイチゴの実は星のよう

悲しみの多いこの世の中で
きらりと光る
清い輝き
真実な祈りは星のよう

嘆き、あざけり、喧噪の中で
きらりと光る
優しい輝き
主にある笑顔は星のよう


区切り線及び内容・もくじへ戻る。のリンク・ボタン
フユイチゴ

フユイチゴ

st07_m2.gif2 夕暮れの雲

夕暮れの雲の色を
こんな優しい薄紅色に神様が決めたわけは
人の一日の悲しみをご存じだからでしょう。
神を仰がずこの世に縛られ
心騒がせ一日が終わる
うなだれて帰路につく人の群れに
見上げれば
神の愛があるのだと
繰り返し大空に描かれる
神様からのメッセージ
夕暮れの雲の色を
こんな優しい薄紅色に神様が決めたわけは
変わることのない愛が確かにあるのだと
語り続けて下さる神様の悲しみ

区切り線及び内容・もくじへ戻る。のリンク・ボタン
夕暮れの雲

夕暮れの雲
st07_m2.gif3  アカネ

白い清楚な
目立たないこの花の根が
紅い色の染料になるという
大きな花をつけるでもなく
紅い花を咲かせるでもなく
静かに
地の下にしまっておいた神様への思いが
あふれ出して
茜の色になったのかもしれない







区切り線及び内容・もくじへ戻る。のリンク・ボタン
アカネ