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キリスト者の俳句から 2000-2  010-6

○祈ること怒涛のごとし去年今年
○一冊の聖書がいのち冬ごもり

・これはハンセン病に苦しみつつも俳句にその信仰の心を歌った、玉木愛子のものです。ここには、手足の自由もなくなり、目も見えなくなってしまった彼女は残された仕事として祈ることを心をこめて続けていたのがこの俳句でうかがわれます。 祈りに力をこめ、怒涛のごとくというほどに祈りが波のように押し寄せてきたのを感じているのです。

○一行の詩はわが祈り寒の星
・植木道子さんの俳句で、「ベテスダ奉仕女母の家」にて奉仕女性として社会福祉の働きをされている人だということです。一行の詩とは俳句のことですが、その短い俳句に祈りをこめ、冬空にきらめく星がその祈りの心に近いものとなって感じられる様子が歌われています。
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