リストボタン讃美歌CD「人生の海の嵐に」を聞いて

(前号に紹介した北田 康広さんの讃美歌CDについての感想を多くの方々が寄せて下さったので、北田さんにお送りして今後の参考にしていただきたいと思っています。
讃美歌に関しての感想といったことは、余り語り合うことはないので、私たちがいつも歌っている賛美について、いっそう心からの賛美が捧げられるため、そしてその賛美がみ言葉を伝えることにつながるようにと願ってここに掲載しました。―編集者)

・北田さんの讃美歌を聞いての感想
 私どもは北田さんの讃美歌を聞き、主にある平安と喜びに包まれます。北田さんの讃美歌の世界に入れていただくとき、内なる霊に神への信仰を高めていただくのを覚えて感謝をしております。特に印象に残った曲目は 3.主のうしろ姿 7.人生の海の嵐に 8.紫の衣 13.ガリラヤの風かおる丘 15.勝利をのぞみ です。 

・「救い主は待っておられる」
家族や友達、愛する人達がまだイエス様を信じていないことの、悲しみはいつも胸の中に深く悔い改めをいつもしながらも、伝道できない歯がゆさや無力さを感じています。
特に一番身近な家族が救われていない事は、いつも祈りながらも、その時はまだですかと神様に問いながらもまだまだ祈りや愛が足りないことを痛感しています。
そんな私を強く捕らえて慰めてくださったのは、この「救い主は待っておられる」の賛美です。
おぼつかないピアノを弾きながら、遠くにいる息子や近くにいる夫の救いを祈ってこの賛美を何度泣きながら歌ったかしれません。
そして今北田さんのCDのこの力強い賛美を聴かせていただいて、改めて主がどんなに忍耐して待ってくださっているか、主の深い愛を感じました。
そして身近な隣人だけでなく特に昨年の大震災、津波の被災者の方々を救えるのは イエス様だけ今こそすべてを受けて下さる方に心の扉を開くのを主が待って下さっているこの希望を強く感じます。
この曲が最後に編集されていることに素晴らしい意味を感じます。

・歌の歌詞はどの曲も、そのままみ言葉につながっており、メロディーと歌とともに、み言葉が私たちの魂に入って来ると感じます。

・私は、「朝静かに」、「二匹の魚と」が特に心の深くに入り込んできました。力強い歌声、優しい歌声、演奏を聴いていたら、やさしい気持ちになりました。自分の心がきよめられていくようです。

・CD全体で:北田さんの深いゆったりとした歌声が心地よいCDでした。バックの演奏もとても美しかったです。CD全体に「イエス様からの愛」「イエス様への愛」「兄弟への愛」「十字架への思い」などが満ちあふれていました。一つ一つの曲にトーンなどの歌い方の特徴があって、その曲をどのように歌い、表現するかということを、単なる音楽的な美しさだけではなく、信仰の中から深く汲み取って決めておられることが伝わってきました。このように讃美を歌うためには、ご自分の中のイエス様への思いを深く深く掘り下げるという体験があることを思いました。そのため、聴いている私達は自然とその歌詞の世界を受けることができるのだと思いました。
 また、CDを聴く前に曲目の解説を読んでいましたが、曲の背景や作詞作曲者の紹介だけではなく、一つ一つの曲に込められた信仰的な深い意味が解説されていて、その深さに心から感動しました。1曲1曲の解説が講話のように深く、胸に響いてきました。歌声・演奏・解説のコラボレーションが霊的に素晴らしいCDだと思いました。
「ちいさなかごに」:軽やかな歌声で優しい気持ちになれました。
「朝静かに」:「わが心にあふれくる」という所の歌声が深く、広くて、水野さんの身体は不自由でも、心が聖霊によって自由に羽ばたいているようなところが伝わってきました。
「主のうしろ姿」:これまでの明るい曲調とは違って、十字架のイエス様を思わせられる切々とした歌声で、歌詞もとてもいいと思いました。
「とびらの外に」:ハープの音が優しくて好きです。イエス様の招きを思いました。
「人生の海の嵐に」:すでに嵐が過ぎ去って、私たちは今は主によって平安なのだということが明るい歌声から伝わってきました。
「紫の衣」:「主のうしろ姿」と共に、十字架の情景が深く胸に迫ってきました。
「2ひきのさかなと」:ゆったりとしたテンポにコントラバス?の音と鐘の音。いつもと違った2ひきの魚を味わえました。解説に書かれていた深い意味が理解できました。
「天の神、祈ります」:伴奏や歌われ方がすごく好きです。
「あさかぜしずかにふきて」:伴奏・歌声から朝の爽やかさが感じられ、普段歌っているこの讃美がもっと好きになりました。
「みどりもふかき」:イエス様の若々しさやナザレの村の明るさなどが感じられました。
「われ聞けりかなたには」:天の御国への道を明るく歌っておられて、天国に行くのは凱旋なのだなぁということを思わされました。
「勝利をのぞみ」:大好きな曲で心が元気にされます。小太鼓の音が、行進を思わされていいです。キング牧師や他の霊的な素晴らしい信仰者の方々も、この曲を歌いながら一緒に歩いている所が目に浮かんできました。
「救い主は待っておられる」:最後に招きの曲でいいなぁと思いました。優しく手を広げておられるイエス様が浮かんでくるような歌声でした。(四国の方)

・今回の「人生の海の嵐」のCDを聞かせていただき、多くの讃美からよりすぐられた選曲で、どの曲もとてもよかったです。
主の平安とよろこびを感じておられる北田さんご自身の霊的なものを受け、聞くものの心を癒してくださいます。
その中で「主の後ろ姿」と「紫の衣」の二曲は以前にコンサートで聞かせてもらった時に、とても心に残っていました。
もう一度聞かせてもらいたいなという願いがあったので、今回このようにCDの中に入れてくださってとてもうれしかったです。
特に「主の後ろ姿」は歌詞も深く心に受けつつ聞かせていただき、北田さんの讃美を通して改めてイエス様の痛みと苦しみ、そして十字架の愛を受け、罪赦されたものの新たな一歩をとのメッセージが伝わって感動しました。
また、「人生の海の嵐に」と「勝利をのぞみ」この2曲も東北の大震災のただなかに今も苦しんでいる方達の心に届きますように、そして多くの試練のなかにある人たちの平安と勝利を歌われているのがこちらに伝わってきて私自身も力を与えられます。
どうか、この讃美のCDを通して一人でも多くの人がイエス様の愛にふれ、闇から光に変えてくださる主の恵みに入れられますようにと願い祈っています。
それから曲の解説のことですが、詳しく書かれていて、私にもその背景がよくわかるし、キリスト教のことをあまり知らない人にもわかりやすく伝道のメッセージになっていると思いました。

・CDを聴かせていただいて、 一番に思ったことは、信仰をもって歌うことの深い意味をよく知らされたことでした。
「主の後ろ姿」という歌に、北田さんの信仰が、特に滲み出していると思い、引き込まれました。
哀愁を帯びた旋律、そこからでなければ伝わって来ないイエス様の、ありし日の真のすがた、ありありと思わされました。またあわれなわたしたち人間の姿も映し出されて…。
でも、いつでも悲しみとよろこびは背中合わせ。そこに愛と救いを感じる不思議さがあり、何度も何度も聴いています。
澄んだ声の、のびやかな歌いかた。「朝しずかに」は信仰の広がりや、感謝、希望またよろこびに、しずかに満されていくような気がします。
「人生の海の嵐に」など、淡々と歌っているような中に、すごい真理があることを、歌を通して感じています。
「天の神祈ります」。歌を聴きながらわたしも祈ります。今のわたしたち個人の状態に、日本の状態に、世界の状態に、主よ、いま直ぐ来てくださいと。 伴奏も、素的です。
他の曲も、いろいろ、聴くたびにちがうことを思わされています。
真っ直ぐな、清い声。
淡々と、余計な抑揚をできるだけ取去って歌っておられるのが心地よいです。それでも、深い心は充分に伝わってくるのだと思わされました。ありがとうございました。

・全体で感じたこと、2曲目の朝静かにから始まり、もしも私が苦しまなかったら、二ひきのさかな、天の神祈ります、われ聞けりかなたには、勝利をのぞみ、救い主は待っておられるで終わり、歌っている順番がまさに人生の海の嵐にのようです。
昨年の震災で家族や友人、知人を失い、孤独な人生を送っている人々に届き、神様のことが伝わり、救われるようにと選ばれた賛美と思いました。
知らなかった賛美もありましたが、詩をゆっくりと読んでみると、心に残る詩ばかりです。私はガリヤラの風かおる丘でのメロディーを携帯電話の着信にしています。
これからも、歩む中で み言葉として、心に深く入って来るような賛美を歌ってほしいです。

・今回のCDの全体としての感想は、オーケストラの演奏で神様の大きさを感じつつ、ゆっくりとしたテンポで心地よく16曲とも聞くことができました。しかし同じ曲調の曲だけだったら変化がない讃美CDになっていたかと思いますが、従来の讃美とともに若い人や子供にも歌われる幅広い曲が収録されていて、しかも親しみのある曲がたくさん入り繰り返し聞けるものとなっていてよかったと思います。
CDタイトルの「人生の海の嵐に」は、震災や原発事故で被蓋を受けた人を初め、先の見えない時代にあって一人ひとりが感じている不安に対して、この時に神様の導きを知ることのできるふさわしい歌だと思いました。
「2匹の魚と5つのパン」は、子供向け讃美なのに、北田さんのような本格的な歌を歌う人が歌いそうでないところが、異色で耳に残りました。
「勝利を望み」は、私たちが歌っても、神様へ歩む力を得ることができる歌なのに、北田さんの歌で、さらに力強さをもらえました。
北田さんが、深く考えて選曲して作られたもので、神様への讃美となっているCDであると思いました。

・このCDを聞いていると、北田さんの祈りを込めた歌声が心に響いてきて自分の罪が清められていくようで、涙が溢れてきました。
賛美と共に解説、歌詞が書かれていてとてもよく解りました。
どの賛美も良かったのですが、三番の「主のうしろ姿」の、「新たな命 与えるため十字架さえも 忍ばれた 主の愛と祈りに 何をもって応えよう」というところが心に残りました。本当に何をもって応えようと思います。
8番の「紫の衣」という歌も、「なぜに主よ あなたは 十字架にかかるほど この私を愛されたのです」と言うところが解説文と共に心に残りました。
11番の「あさかぜしずかにふきて」の解説文で、この讃美歌が、どのようにしてできたかがわかり良かったです。
6番の歌詞「もしも私が 苦しまなかったら 神様の愛を知らなかった」
私もまた苦しいことや悲しいことがなかったら、そして神様が憐れんでくださらなかったら、神様を信じることもなかったと思わされました。
7番の歌詞「人生の海の嵐に もまれ来しこの身も
不思議なる神の手により 命拾いしぬ」
今までいろんなことがあり、もうだめかと思う時もありましたが、不思議とそこから助け出されことを思い感謝でした。
15番「勝利をのぞみ」
本当に勝利を信じて その日を信じて進んで行きたいと思いました。北田さんの賛美と共に解説文も感謝です。どうかこのCDが祝福され多くの人が聞いてくださいますように祈ります。
北田さん清らかな歌声有難うございました。心が慰められました。

・B「主のうしろ姿」はじめて聞いた曲でした。北田さんの歌い方がゆっくりと心を込めて歌っておられるので、初めて聞いても、心に歌詞がすっとはいってきました。
Cとびらの外に これもはじめて聞きましたが、メロディと歌詞が、しずかに心に入ってくるような気がしました。
F人生の海の嵐に 伴奏が寄せてくる波のようで、重い深いテーマですが、そのなかに希望がもてる明るさを感じました。歌とともに、伴奏もいいと感じました。
G紫の衣 これも、BCと同じで、はじめて聞きました。歌詞が聴き取りやすく、深いところから響いてくる声に、初めて聴いてもその思いが伝わってくると感じました。
このCDは伴奏のアレンジもとてもいいと感じました。

・どれも、好きですが、初めて聞いた詩と曲が魂に沁み入りました。
B「主のうしろ姿」   
「主の愛と祈りに 何をもって応えよう」はわたしの好きな新聖歌102「主は命を」の「我何をなして主に報いし」に似ています。
でも「これは主のうしろ姿」という十字架を背負った主の後ろ姿を、思い起こさせるのです。血の滴る汗を流し、「彼らの罪を許したまえ。彼らは何をなしているのかわからないからです。」とわたしの罪のために(全人類のためなどと大きなことは言わない)祈られた主イエスの愛と祈りがあったことを思うと「何をもって応えよう」と、思わずにはいられない作者の祈りの詩です。
自ら苦しみを体験した作詞作曲者の賛美、それを自分のものにして歌い上げた北田さんの歌声が、いつまでも心に残ります。(新聖歌102の方「ただ身と魂とをささげまつらん」と、そこに行き着く賛美となっています。)
G 紫の衣 
 前後に「血しおしたたる」の曲が効果音となって静かに流れています。全体的にオーケストラの伴奏が、わたしには落ち着いて、北田さんの歌を聞けています。
この歌は、最初聞いた時、ジーンときました。苦しみにあった時、慰められる歌の一つになること必至です。その他、「人生の海の嵐に」「われ聞けり」希望を与えられる曲も好きです。感謝、感謝。

・今回は「大震災以来、自分に何ができるかと問い続けて」出されたアルバムとのことで、北田さんの思いに主が応えられたのだと思います。
今までにない、声の響きに霊的な力強さを感じさせられております。「人生の海の嵐に」のタイトルが引きつけられるし、加藤常昭氏や、教会牧師らのことばなどがあるので、紹介するにも効果的に思えます。


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