(221)聖霊が花開く場としての集会
すべての信徒は、朝眠りから覚めたら、仕事にとりかかる前にまず神に祈る。それから仕事に取りかかる。神のことばの講話がある場合は、講話を行なう者を通して神に耳を傾けるのだと考えて、そこに出かけていくことを優先させる。
キリストの集会で祈る者は、その日の悪を避けることができる。神を敬う人は、講話が行なわれる所へ出かけていかないことを大きな悪だと思うものである。…
聖霊が花開く場所である集会に熱心に行くように各自が努める。…
家にいるときには、第三時に祈り、神を讃美しなさい。この時刻に他の場所にいる場合には、心のなかで神に祈りなさい。この時刻にキリストが木にかけられたからである。(「使徒伝承41」ヒッポリュトス著(「原典古代キリスト教思想史一」・159頁 教文館刊)
・ヒッポリュトスとは、紀元170年頃生れたとされ、古代から高い評価を受けてきたキリスト教思想家で多くの著作がある。