わが救いの神によって
私たちの近くに現在起こっている地上の強国間の争乱については、私たちはだれもそのために心を乱されることなく、これらすべての動乱も決して動かすことのできない、岩の砦(神、キリスト)に身を寄せ、また不滅の力である神に常に信頼するように望んでいる。・中ヲ真理に対して真実な心を持ち、心のなかに真理に従って生きることを待ち望んでいる人々は、困難な状況あっても喜ぶであろうし、つぎのような経験をすることになるだろう。
「いちじくの木は花咲かず、ぶどうの木は実らず、オリブの木の産はむなしくなり、田畑は食物を生ぜず、おりには羊が絶え、牛舎には牛がいなくなる。
しかし、わたしは主によって楽しみ、わが救の神によって喜ぶ。(旧約聖書・ハバクク書三章より)」 (「ウールマンの日記」聖文舎刊46〜47P)
・ウールマン(一七二〇年生〜一七七二年)はクェーカーのキリスト者。クェーカーは奴隷制度に最もはやくから反対していたキリスト教の教派であり、またいかなる戦争にも反対したことで知られている。