2008年8月

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290)神は「隠れた神」である。(イザヤ書四五・15)しかし、生きている神である。
一切を支配し、多くの人には知られてはいないが、実在しているこの英知の存在は生命を持っており、しかも感じ取ることができる。 単に人々や社会などの全体のうちに感じられるだけでなく、個々の人間生活のうちにも感じ取られるものである。

(「愛と希望」一五八頁 白水社版 ヒルティ著作集(原題は BRIEFE 「書簡集」 )

・私たちの信じる神は、たしかにとくに日本人の大多数にとって隠れた神となっている。しかし、神は単に信じるだけの神でなく、魂の深いところで実感できる神なのである。私たちが深い悲しみにあるとき、どんな人間によりも神に、あるいは主イエスに向かうときには、たしかにその慰めと励ましを実感することができる。


291)福音の伝道
 われは人に悪人と呼ばるるも福音の伝道に従事すべし、善人と呼ばるるもこれに従事すべし。世が私の福音に耳を傾くるも伝道に従事すべし、傾けざるもこれに従事すべし、わが国にいかなる政変が起こり来ようともわれはこれに従事すべし、たとい世界は消滅するに至るもわれはこれに従事せんと欲す。
福音はわが生命なり、われはわが生涯中われが福音の伝道に従事せざる時あるを思意するあたわず。(「聖書之研究」内村鑑三著 一九〇一年四月)

・福音は内村鑑三の生命であったゆえ、それを自分だけで持っていることはあり得ないことであった。死せるものは働きかけず、生命とはおのずから、他に向かって働きかける本質を持っているからである。内村にとって生きるとはそのまま福音が外に流れ出ていくこと、伝道なのであった。そして、それは内村にかぎったことでない。ヨハネ福音書にあるサマリヤの女の記事にあるように、イエスからいのちの水を受け取ったものは、だまってそれを保持することはできず、告げ知らさずにはいられなくするものなのである。
そして受けるより与えるほうが祝福される、と言われているように、学ぶと称して書物などから受けることばかりであると、豊かな祝福は期待できない。 受けたものを与えようとするところにさらなる祝福が与えられるゆえに。


292)自然の美
・星の輝きは、夜空の美しさを生み出し
高きところにいます主の輝かしい飾りとなる。
The glory of the stars makes the beauty of the sky, a brilliant adornment of the Lord on High.

・虹を見よ。そしてそれを創造されたお方を讃美せよ。その輝きは、この上もなく美しいゆえに。
Look at the rainbow, and praise him who made it; it is exceedingly beautiful in its brightness.

・主は、舞い降りる鳥のように、雪を降らす。
目は、その美しさと純白に驚嘆し、心は雪の降るのを見て強い驚きを感じる。

He sprinkles snow like birds alighting, ...
The eye marvels at the beauty of its whiteness, and the mind is amazed at its falling.
(旧約聖書・続編 集会の書 四三・918より)


293)本当の祈り
すべては祈りから始まります。祈ることを愛しましょう。日中、しばしば祈る必要を感じ、祈るため労を惜しまないようにしましょう。
もしあなたがもっとよく祈りたいのなら、たくさん祈らなくてはなりません。
祈れば祈るほど易しく祈ることができるようになります。
本当の祈りはたくさんの言葉でなく、
イエス様に心を上げて熱心に願うことです。(「マザー・テレサ 日々のことば」一四四頁)

Everything starts with prayer. Love to pray
feel the need to pray often during the day and take the trouble to pray.
If you want to pray better,you must pray more. The more you pray the easier it becomes.Perfect prayer does not consists of many words but in fervour of the desire which raises the heart to Jesus.
(「THE JOY IN LOVING 218P