2011年3月 |
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(343)健康な生活 この世の中で、最も健康な生活は、清い心とすぐれた考えを持ち、たえず有益なはたらきをしながら、単純な生活を送ることである。 ほかのどんな健康維持法も、効果の点でこれに及ぶものはない。老齢によって衰える場合でさえ、いぜんとして絶えず増していく霊的な力は、その老年をもほとんど気付かないうちに越えて、ついに新しい生命に入るまで、ひとを高めていくのである。 (ヒルティ著「幸福論」第3部175〜176頁。岩波文庫) ・私自身、清い心やよき考え方、これは聖書に導かれるとき、初めて本当の意味で知らされた。単純な生き方、これも神を信じ、過去現在の罪の赦しを与えられ、未来を主に委ねるという神を中心にした生活こそ、真の意味で単純な生活となる。 (344)聖霊によって 「これが主の言葉である。 ー武力によらず、権力によらず、ただわが霊によって。」 (ゼカリヤ書4の6) 政権によらず、武力によらず、ただ神の霊による。教会によらず、神学によらず、ただ神の聖霊による。 私の武器はただこれだけである。私はこれにより、自分に勝ち、世に勝ち、ついに死に勝ちたいと願う。(内村鑑三 「聖書之研究」1905年9月) ・聖なる霊が与えられるとき、私たちはどのような苦難にも耐えられるであろう。またこの世で評価されずとも、孤独であっても、そして、真に価値あるものを見抜き、神の国のために前進していくためにも、ただ聖霊を与えられたいと願う。 (345)愛しあっている人たちは、ゆるし合うことによって生きている。(「愛についての100の言葉」26頁) ・主イエスは最も深い愛を私たちに注いで下さった。それは赦しの愛であったことを思う。 真に愛しあっている関係とは、互いにゆるしあう関係なのである。敵を愛するということも、敵のために祈ること、赦すことであり、相手に神からのよきものが注がれることを願うことである。 |