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 ヒュウガミズキ (マンサク科)       2010.3.16    (わが家の植栽)

 このヒュウガミズキは、3月にこのような、黄色の花を咲かせます。高さは、23メートルほどの木です。木々の芽がまだ、ほとんど出ていないころ、この木自身、葉が出るまえに咲き始めるもので、同じなかまのトサミズキよりは、花の穂が小さく、落ち着いた感じのする花です。春の到来を告げるような初々しい黄緑がかった花で、新しい命の季節を告げているような雰囲気があります。

  これはもともと宮崎県の日向地方で自生があるということから名前が付けられたものですが、近畿北部の福井、富山、岐阜などに多くみられるとのことです。

こうした春先に咲く花によって私たちは、春の到来を知らされ、いのちの芽吹く季節への希望を強められます。この世にはさまざまの問題があり希望のないような状況があちこちにみられますが、こうした人間よりはるか昔から存在して、変ることなく花を咲かせ続ける自然の姿は、私たちへのメッセージが込められているのです。

それは、それらを創造した神の無限の力、静けさのなかにあって、つねに新しいものを生み出される神に立ち返るようにとの呼びかけだと感じます。(文、写真とも.YOSHIMURA

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