エゾフウロ (フウロソウ科) 北海道(積丹半島の南西約40キロの日本海岸)2009.7.15 |
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この花は、北海道 積丹半島の南西40キロほどの日本海岸の崖上で咲いていたものです。毎年夏の北海道瀬棚地方の聖書集会に行く途中の海岸で今夏、初めて見出した花です。これは、フウロソウ科の花で、この仲間は、日本の野山でいろいろ見られ、白山(標高2702m)など高山にあるハクサンフウロ、伊吹山(1377m)にもみられるヒメフウロなどもその仲間です。 この写真のものは、岩が露出する荒々しい海岸の崖の上でのその姿が印象的でした。このようなところは、いつも強い潮風にさらされるうえ、冬になれば大陸からの風雪の激しいところで、生育環境のとくに厳しいにおいて、このような可憐な花が咲くのは、驚かされます。このような花の美しさは、こうした厳しい環境のゆえにいっそう強く感じられるものです。 こうした厳しさのなかの美というものは、さまざまの苦しみや悲しみを、信仰によって乗り越えてきた人の持つ,内的なそして霊的な美しさに通じるものがあります。それは、生まれつきのものでなく、神によって表情に刻まれていった美しさと言えます。神の創造物であるがゆえに、自然はこのような繊細さと、厳しさ、力強さとが深く溶け合って存在しています。神ご自身がそのようなお方だからです。そのことは、人間にも、そのような状態が可能であることを暗示しています。(文、写真とも T.YOSHIMURA) |
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