カツラ(桂)という樹木の名前は、広く知られています。地名としても京都市には、桂があり、私が京都の大学に入学して数カ月下宿していたところでもあり、その桂には桂離宮があって日本史教科書にも載っています。また、人名としても桂小五郎などが知られています。
そのように、名前としては有名ですが、じっさいの桂の木を知っている人は、ごく少ないようです。
わが家の前方8キロに標高800m近い中津峰という山があり、その登山口の渓流沿いに、りっぱな多数の枝分かれした数株の大きい樹木があり、秋になるとその丸い葉は、イチョウのような美しい黄色となり、地面に落ちると付近一面に黄色の絨毯で敷きつめられたようになっていました。それは、印象に残る樹木だったので、高校時代から知っていたのですが、何という木なのか当時はだれも知りませんでした。それが桂でした。この木は、直径が2m、高さ30mにも及ぶ堂々たる大木となります。
この写真のものも、取り囲むのに6~7人も必要になるほどの大木で、根の近くからいくつもに枝分かれした桂の木の独特の姿をしており、近づけばその力強い姿に引きつけられたものです。この木は、直径が2m、高さ30mにも及ぶ堂々たる大木となります。この写真のものも、取り囲むのに6~7人も必要になるほどの大木で、根の近くからいくつもに枝分かれした桂の木の独特の姿をしており、近づけばその力強い姿に引きつけられたものです。