白いすっくと立っている花は、高山の花として広く知られているコバイケイソウ(小梅草)。
数年に一度たくさん咲くので、多くの花が咲いて壮観だったからと2年後も訪れたら、ほとんど咲いてなくて付近の景観そのものがまるでちがって見えたので驚いたことがあります。(福島県の吾妻山系での経験)
この花の撮影地点は、多くの人が訪れる氷河がけずった平地となっている千畳敷と言われる地域から大分登ったところの標高2800m付近で、厳しい寒さ、風雪にさらされる環境にあり、そこでもこのように大きく育ち、力強い驚くべき生命力を感じさせています。
そして競い合うように、またハーモニーをかもしだすようにして咲いているのが、鮮やかな黄色いミヤマキンポウゲ。 キンポウゲ科の植物は、タガラシ、キツネノボタンなど小さい川べりや田の畦道などにもよく見られるものから、オダマキ、シュウメイギク、テッセン、等々美しい花々や、有名なトリカブト、白い十字架の花センニンソウ等々、よく知られている花たちが含まれます。
このミヤマキンポウゲは、平地の野草よリ大型で見る人の心にまで届くような美しい色彩をもって、緑のひろがる急坂に群生していました。
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