人間の理解できる言葉で書かれた神の言葉たる聖書と、神のご意志そのままが見えるかたちで現れた太古の昔から存在している野草たち、そしてそれを取り巻く自然の姿、そこに私たちは人間の意志を超えた神の広大にして深遠なご意志の一端に触れることができます。
広大な緑の草原と山の連なりを背景にして流れてくる霧とともにこの花が神への賛美を歌い続けている、という感じがします。
それはいかなる不純なものも存在しない天の国の賛美を奏でている雰囲気をたたえています。清さと、美と深さ、そして広がりといった私たち人間世界では存在できないようなものが、ここに豊かに広がっているのを実感して、まさに神のご意志の一端に手を触れるような身近な感じを与えられたことです。
(*)月山(がっさん)は、火山で標高1984m。山形県のほぼ中央付近にある。この山に登るという特別な機会が与えられたのは、北海道の南西部の日本海側にある瀬棚地方での聖書集会からの帰途、山形県鶴岡市での聖書の礼拝集会を終えて、山形の集会に向かう途中であった。その日の夜に予定された聖書の集会にはまだ時間があり、毎日、長距離の自動車運転と室内での集会を繰り返していると、だんだん睡眠が十分とれなくなってくるので、身体を動かし、心身を別のところに向けることが必要だった。
以前そのために眠ることが十分できなくなり、体調が悪くなって回復に数カ月かかったということもあり、 そのためにリフトなどがあって高山植物が咲いているところまで歩かずに達することができ、しかも高速道路から近いという条件の山としてちょうど月山が行程の途中にあった。
なお、写真の白い花は、モミジカラマツ 赤い花は、ヨツバシオガマ。手前の幅の広い葉は、ココバイケイソウ
なお、 参考にまで書いておきますと、 モミジカラマツとは、大型のモミジのような葉を持っている、カラマツソウの仲間だからです。
そして コバイケイソウ とは、小梅尅吹A という難しい漢字です。
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