これがタチツボスミレであることは、画面右下に少し見られる櫛状の托葉(たくよう)があることで分かります。いままで何十年の間、春の野山でいろいろなスミレを見てきましたが、この白いタチツボスミレは、この写真のもの一つしか出会ったことがありません。
白い花びらは、天使たちの衣のようで、清められた御使いたちが神へのコーラスをしているかのようです。黙示録の著者が、神から天の国の状況を啓示され、数えきれないほどの人々が、白い衣を身に着けて、神とキリストの前で
「救いは、神と小羊(キリスト)のもの!」と大声で叫んでいたということ、そして、 私たち人間の目標は、このように清められ、あらゆるこの世の闇の力に勝利して、神とキリストを賛美するというところにあるのだということを思い起こさせてくれるのです。
(文、写真とも.YOSHIMURA)
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