ウツボグサ Ⅱ 2002.6.10 徳島県小松島市
6月の野草としてとくに愛されているものの一つ。 野草としては、青紫色の美しい花を咲かせるので、山野ではとくに目をひくものです。 しかし、徳島県でも少なくなっているようです。 これは日当たりのよい山野の草地にはえる多年草です。 カコソウ(夏枯草)とも言われるのは、花穂は枯れると褐色になるからです。 強力な利尿薬になると薬草の書物には記されています。 靫草(うつぼぐさ)という名前は、花穂の形が弓矢を入れる靫(うつぼ)に似ているから。