大里(おおさと)海岸 徳島県海部郡海陽町
この海岸の近くの道に、上のナツズイセンが見られたのです。この海岸は、「日本
の 白砂 青松(はくしゃ せいしょう) 百選」 の 一 つ に 選ばれて いる と の こと ですが、ゴミもなく、美しい海岸が、3キロほども続いているという貴重なものです。
遠浅でないために、水泳は禁止となっているので、それが自然のままに保存され、汚されることなく、長大でかつ、美しい海岸となっているのだと思われます。
自然の光景は、人間が造り出すことができないし、人間が存在するはるか以前からあったもので、そのゆえにそれは神の直接の創造であり、神のお心を表したものと言えます。
草花は沈黙を保ち、動くこともしないのですが、そこに清さと美しさをたたえています。それと対照的なのが、この海岸に打ち寄せる大波で、そこには力強さと重々しい音楽があり、絶えず変化してやまない躍動性があります。
このように、野草も、海も、その現れ方は大きく異なるのですが、それらはいずれも 自然の世界に現れた神の栄光を豊かに感じさせてくれるものとなっています。
この海岸での波音は、無数の砂や小石と水との一大交響楽であり、重々しさと、清い響きが同時に心の奥まで伝わってきました。それは神の国からの絶えることなき、メッセージとして感じられたのです。 (写真、文ともに .YOSHIMURA)
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