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オニシモツケ 北海道 瀬棚にて
2007.7.14
(瀬棚とは、奥尻島の対岸にある地域) この野草は、北海道での滞在中、車で移動中に折々に山沿いの地で見られたものです。つぼみは赤みがかった色ですが、花は白色。小さな花をたくさんつけます。高さは、1m〜2mにもなり、葉も大きく、野生のものは本州では中部以北の深山、北海道とあります。北海道では低い山地にも時々見られたものです。人通りもほとんどないところで、このように静かに咲いている様は、心引かれるものがあります。
シモツケという名前のついている植物は、ほかにシモツケソウ、樹木にも、シモツケやホザキシモツケなどいろいろあります。この写真の植物はシモツケのなかまの内で大きいので、「オニ」というのが前に付いています。これらに付けられているシモツケとは、その木が、下野(しもつけ)の国、すなわち栃木県で最初に発見されたからと言われます。これらは皆よく似た花の咲き方をしていて、小さな花がたくさん集まって全体としてまた新たな美しさを生み出しています。
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