トサミズキ (マンサク科) 徳島県小松島市日峰山(植栽)
2006.3.15春先に咲く樹木の花として、トサミズキは、特に心に春を感じさせてくれる花です。 この自生は、高知県の一部の蛇紋岩や石灰岩地にあるとされ、これは、ミズキの仲間ではありませんが、葉がミズキの葉に似ていることから、トサミズキの名が付けられています。
これは大きな木にはならず、高さは2〜3メートル程度で、写真のように多くの枝分かれをします。
(なお、ミズキ科には、広く知られているハナミズキがあり、これは北アメリカ東部原産で、1912年東京市長がアメリカに、サクラを贈った返礼に贈られたのが最初。さらに徳島市にある眉山(標高277m)にも見られるクマノミズキ、もっと高い山に時折見られるヤマボウシなどいろいろあります。)
トサミズキの仲間は、19世紀の後半にヨーロッパにも渡り、欧米でも,早春に開花する花木として珍重され、多く栽植されるということです。このうすい黄緑色の花が房状となって次々と咲いていくにつれて、春らしさは次第に実感されるものとなります。
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