風の歌
2002年度最新版
今日は です。
更新は です。
ヒガンバナ
ともしび天使
ともしび天使
わたしの心に小さな灯火
赦しと愛のキリストの光
ともしび天使のいのちが注がれ
光の中で生かされている。
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主日礼拝
主日礼拝が終わって、集会場の庭にでる。
車に乗ろうとすると、
一匹のトカゲが驚いて
チョロチョロと逃げていった。
よかったね。きょうは主の日。
おまえも一緒に
ここで讃美をしていたんだね。
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天 使
野草について学んでいるときに
赤ちゃんを連れた人がやってきた。
野の花も天使
赤ちゃんも天使
部屋に天使がいっぱい。
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野草の祈り
どんなにきれいに咲こうとか
どんなに大きくなろうとか
野草はひとつも求めない
どんなに咲いたらいいですか?
どんなに散ったらいいですか?
野草が問うのはみ旨だけ
おかれたところで歌うだけ
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問 題
思いがけない出来事に
思いがけない出来事が続き
祈る言葉もわからないとき
立ち止まって
この出来事がどこから来たか考えてみよう。
悪魔から来たのか
偶然か
神様から来たことなのか
3つの内からさあ、選びなさい。
神様から出された問題。
祝福か、滅びか
選び取ったときに道が決まる。
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つながれている犬に
つながれている犬に吠えられて
こわいこわいと泣いている子供がいたら
大丈夫だよ、と言えるのに
つながれている悪の力に吠えられて
もうだめだ、とうなだれている。
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タンポポ
月が昼間、地の上に
降りて咲いたらタンポポの花
雪が春、地の上に
舞って降りたらサクラの花びら
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星の光を
雨のように降り注ぐ
この清らかな星の光を
天を仰いで両手に受けよう。
あふれるほどに光を受けたら
この世の闇に届けに行こう。
夜空の闇の深いほど
この世の闇の深いほど
星の光は強く輝く
キリストの光は強く輝く。
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朝が来て
朝が来て
アサガオがそっと咲くように
キリストの花
心に開き、今日を生きる。
夜が来て
マツヨイグサが咲くように
キリストの花
心に開き、今日を閉じる。
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自転車で
自転車で走りながら祈るとき
電柱は十字架になる。
職場の片隅で祈るとき
壁の模様は十字架になる。
ベッドで寝たまま祈るとき
部屋の柱は十字架になる。
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白いムクゲ
一本の木に
白い小鳥がいちめんにとまっているのかと思えば
白いムクゲの花だった。
近づけば、小鳥の歌が聞こえてきそうな。
風が吹けば
いっせいに空に飛び立って行きそうな。
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誰も知らない
ツメクサの白い花は
3ミリほどの小さな花。
だれも目にもとめないけれど
ルーペでそっと見てみると
天使が座ってほほえんでいる。
誰も知らない小さな世界
神様の国は人知れず広がる。
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滑走路
地上の人生は、駆け抜ける一瞬の滑走路
飛び立てば
終わりのない永遠が始まる。
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砕かれて
砕かれて
神の愛がそそがれる。
こころが再び
神様のもとに帰るとき
わたしの居場所はここしかないと
子供のように父に泣く。
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鍵
イエス様を信じたときに
ひとつの鍵が与えられた。
縛られていた重い過去に鍵をして
さあ、新しい扉を開けてゆきなさい。
見たこともない世界に入る鍵。
何と言うことだろう!
わたしはどこへも行かないのに
アルプスの高原より清い風が吹き
わたしは家にいたままで
天からの交響曲が聞こえてくる。
この鍵は前進のみ。
光から光へ
御もとに行くまで扉を開け続けてゆく。
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ユキノシタ
ユキノシタは目立たない
小さな白い花だけど
ルーペで見ると
その清らかな美しさは
主の栄光を語っている。
天の御座で
主イエスの足もとに咲いているのは
この花かも知れないと思った。
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映 像
ひとつひとつの出来事は
小さな事から大きな事まで
主からわたしに示されたメッセージ
今の電話のひとことも
今朝の新聞の記事さえも
そのことを通して
主がわたしに語りかけられる。
この世にあるものはもしかしたら
わたしと主のみで
あとは全て、神様がわたしに見せられる
映像なのかも知れないと
そんなことを考えたりする。
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夕食どき
わたし自身を
どのようにしたら
完全に捧げ尽くすことができるのだろうかと
考えながら大根を切っている。
ひたすら繰り返される日常の中
全てを主にささげるのはどうすることだろうかと
考えながら大根を切っている。
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主がいて下さる
主がいて下さる。
目の前に、主がいて下さる。
どんなときにも、主がいて下さる。
恐れることはない。
案じることもない。
心騒がせ、あれやこれやと思い煩うことはないのだ。
ただ静まって、ひれ伏せばいい。
そのとき、全ての心配は不思議と消え去る。
状況は全く変わらないのに
いったいどうして、安心するのだろうか。
主の平和
主の喜び
わたしはただ、主によって動かされる道具。
わたしの魂よ、この事を見失ってはいけない。
主がわたしをもっとよい道に導こうとしておられる。
主がわたしを祝福しようと思って下さっている。
ただ静まってひれ伏せば
静かに御旨が流れてくる。
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歴史が語る
歴史が語る、ひとつのこと
人は正しく生きられない。
独裁があり、貧困があり、戦いがあり、差別がある。
やっと落ち着いたと思えば、今度は人は堕落する。
美しい山々が連なり
清い川が流れていようとも
人はねたみ
人は苦しむ
悪魔は火のようだ。
しかし、キリストはそこに立ってくださる。
十字架が立ち、キリストの救いが現される。
人は正しく生きられない。
十字架だけが人を生かす。
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夜更けに
犬が鳴いたので夜更けに外に出た。
空を見上げた。
くらい夜空に、星が見えた。
わたしは今、生かされている。
ここに立って星を見ている。
生きている。
神を知らされ、命を注がれて生きている。
あがなわれ、罪赦されて生きている。
何のために生きているのか
どこから来たのか
そしてどこに帰るのか。
知らされて生きることの確かさ。
夜空の向こうの天の国よ
あこがれてやまない光の世界よ
わたしのふるさと
わたしの家
わたしの命の生まれたところ
主からいただいたこの命を
主にお捧げして生きることができますように。
わたしの全てが主のために
燃やされながら終わりますように。
犬が鳴いて外に出た。
空を見上げて主と向かい合い
夜更けにわたしは立ちつくす。
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木の讃美
雨が木の葉の鍵盤をたたく
風が小枝のバイオリンを弾く
風が通り抜ける木立はフルート
思い思いに木は讃美する。
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人の考えていることが
人の考えていることが
いつも、何でもわかる耳を与えられたら
うんざりして生きていけないだろう。
しかし
主イエスの思いが
いつも聞こえる耳があれば
ありがたくって
死んでいても生き返る。
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この世には
この世には闇の世界に引っ張ろうとする
おおきな引力が働いている。
確かなものにつかまっていなければ
闇に吸い込まれてしまう。
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目を凝らしても
目を凝らしても見えない
手を伸ばしても触れることができない
どこにいるのか
本当にいるのか
どうしてわかるのか
なぜなのか
ああ、しかし主よ
どうしてあなたはこんなに確かに
在ってくださる。
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ひとすじの道
一生懸命あるいて走って
ときどき転んでまちがえて
右に行ったり
左に行ったり
思わぬところに立たされていたり
イエス様を信じて生きても
うまくいかない、でこぼこの道
「ごめんなさい」「助けて下さい」「主よ来て下さい」と叫びつつ
それでもやっぱりわたしは走ろう。
でこぼこの道、ひとすじの道。
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父が逝って
父が逝って、遠かった父が近くなった。
父が逝って、話しにくかった父と、話せるようになった。
主と共にいる者同士。
父は死んでから、わたしの中で生き始めた。
「今年の年末には、七日間くらい外泊しようと思っている。」
そう言っていたのは、十二月の初め。
その父が、年が明けたらすぐに召された。
人間は、自分の命もわからない。
神様のご計画は、本人さえもわからない。
信仰など、関心もなかった父が
聖書も読んだことがないままに
「キリスト教で葬式をしてくれ。」
と言い残した。
ヨハネもパウロも知らないままに
「神さんの所に行く」
と言い残した。
そして、「ちっとも恐くない。行ってくる。」
と言って本当に逝った。
いったい誰が、予想できたであろうか。
神様は父に何を示してくださったのか。
父が見えていたものは、どんな世界だったのだろう。
81歳の気難しい老人に、福音の意味も知らぬままでも、
主は天国の戸を開いて招いてくださった。
父は、「バイバイ、ありがとう。」などと、
おおよそ父らしくない言葉を残して、安心して昇っていった。
主の憐れみと、主の御業
人にはできなくても神にはできると
証を立てて、父は召された。
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ヒガンバナ
さあ、
あなたに赤い冠をあげよう。
迷いながらも
恐れながらも
倒れながらも
泣きながら
主イエス様に叫び続けた一筋の道。
旅の終わり。
さあ、
あなたに赤い
主の血の冠をあげよう。
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階 段
この階段を登って
目の前にひらけるものはなんだろう。
行き着く先はどこだろう。
わからなくても
信じられる。
行き着く先のなつかしさ
行き着く先のいとおしさ。
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主を呼ぼう
風が吹く。
ドアを閉めないで、窓を開け、
心を開いて、主の風を呼ぼう。
日々の生活は、喜びの時ばかりではないけれど
うなだれたときはうなだれたまま。
疲れたときはぐったりしたまま。
目の前の苦しみや、自分自身の苦しみに
なす術もなく心がもつれるその時も
包み隠さず、もつれたままで
イエス様、イエス様、イエス様を呼ぼう。
不思議な力を与えて下さる方が他にいるだろうか。
心に愛を下さる方が他にいるだろうか。
かたくなな心になるのはやめよう。
主に背を向けるとそれは、闇に続く道。
平和も歌も喜びもなく、知らない間に埋もれてしまう。
イエス様を呼ぼう。
イエス様に叫ぼう。
信じて祈ろう。
主は来て下さる。
うなだれたときはうなだれたまま
膝を抱えて主を呼ぼう。
野原の風より命に満ちた
イエス様の風を必ず下さる。
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ともしび天使
わたしの隣で歌っている。
わたしの隣で笑っている。
主の御許から来た
ともしび天使
清らかな羽をはばたかせ
つねにわたしを主に連れ戻す。
わたしと一緒に祈っている。
わたしと一緒に泣いている。
主のあがないの
命の天使。
どんなときでも離れずに
愛と赦しを示し続ける。
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一九九七年の八月。目には見えないイエス様が、わたしの手を取り、背中を押し、
はじめて徳島聖書キリスト集会の集会場に導いて下さいました。
暑い夏の日でした。あれから五年。
イエス様は同じようにわたしの手を取り、背中を押して今日まで守り導き続けて下さいます。
この赦しと救い。畏れをもって主に感謝します。
わたしの小さな詩集を手にしてくださり、ありがとうございました。
皆様おひとりおひとりの上に、主の祝福がありますように。
二〇〇二年八月一日
K.K(徳島聖書キリスト集会所属)
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