休憩室 2007/3
○夕方の西空には、金星が輝いて見る者の目を惹きつけます。また南のやや高い空には、土星も見えています。冬の間、冷たい夜空に強い輝きを見せていたシリウス(大犬座の一等星)は、夕方にやや西よりの南空に見えます。
そして深夜一時ころには、木星が東から上がってくるのが見え、早朝四時~五時には南の空にひときわ明るい輝きで目をひきます。夜九時ころには、春の恒星の中では一番明るい牛飼座のアルクトゥルスという一等星が登ってきて、十一時ころには、南東の高い空で、やや黄色がかった明るい輝きを見せます。
人間同士でも、名前を知っていると親しみがわくし、植物などは特に名前を知っているかどうかで、山野を歩くときにはその喜びが全くことなるものとなります。
夜空の星の世界も同様で、明るい星たちをその星座とともに名前を知って見つめると、夜空が一層親しみやすくなり、また神ご自身の御手によって記された芸術品に触れる思いがしますし、神のご意志の一端を感じさせてくれるものとなります。
○わが家の周囲には、自然に生えたセントウソウやタチツボスミレがその可憐な花を咲かせています。私たちが植えたのでなくいつの頃からか見かけるようになったものです。小鳥などの動物、雨風によって種がこの地にも落ちたのだと思われますが、予想もしないところにこうした清楚な花を咲かせる不思議は、主の御手が背後にあると指し示すようです。