リストボタン編集だより    2007/3

三月一七日(土)に東京の今井館にて、S.A明さんとM.Tさんの結婚式が行われました。今後のお二人の前途が主によって導かれ、祝福されますよう、御国への道をともに歩んでいかれますようにと祈りました。司式は関根 義夫兄(浦和キリスト集会責任者)。
S
さんは、2年前の徳島での四国集会にも米子市から参加したことがあります。今回の結婚式の一週間前にも四日間ほど来徳して、主日礼拝や各地での家庭集会に参加して私たちとの主にある交流がなされました。その時はちょうど大阪の那須 容平さんも来徳中であったので、相互によい交わりの機会ともなりました。
なお、今井館とは、今から百年前の一九〇七年に大阪の香料商今井樟太郎夫妻の寄付に基づき東京柏木(新宿区内)に建てられたもので、内村鑑三がここで聖書講義をした所です。

その後に、私(吉村)は、千葉県に出向き、十七日夜には九十九里浜近くの大網町のA.T兄宅での集会でみ言葉を語る時が与えられました。
 その地域にも「いのちの水」誌の読者の方々がおられること、二〇〇五年八月から発行され、私どもの集会にも送られている「九十九の風」という伝道誌の編集責任者であるF.S兄とのつながりなどがあり、一度主にある交流が与えられればと願っていましたが、今回その機会が与えられ、主にあって働いておられる方々との出会いを感謝しました。
 また、参加者の中には、全盲の新井さんがおられましたが、もう数十年前から私どもの徳島聖書キリスト集会が発行している伝道誌(「はこ舟」、現在は「いのちの水」誌と改称)の点字版の読者であり、その後は、集会員のT.E姉が毎月出すようになった伝道用テープ「アシュレー」によって「いのちの水」誌の朗読版を聞いている方でした。
 小さな伝道誌によってこのようなつながりが与えられることも、主の導きと感謝です。
 次いで、翌日の十八日(日)は、キリスト教横浜集会にて主日礼拝の聖書講話、その後一部の人たちとの会食。長い間、この集会の責任者であった、堤 道雄氏は、数年前に召されましたが、今から五〇年ほども前に、徳島でその伝道活動を開始され、「真理」という伝道誌も徳島で始められました。そのために、前の徳島聖書キリスト集会の責任者であった杣友豊市兄からもよく、堤さんの名前は聞いていました。 
去年末、八六歳で召された徳島の板東姉が初めてキリスト教に触れたのは、堤さんの若きときの療養所伝道の時でした。そして私が教員を退職した時、私の働きを支えるために集会の方々が、「福音の種まき会」というのを一部の方々が起こして下さいましたが、横浜の集会の方々もそれに加わって下さり、現在も私のみ言葉のための働きに祈りをもってかかわって下さっています。
 次いで静岡に向かい、夜に静岡市での聖書の学びを静岡聖書集会の方々と共にI.M兄宅で与えられました。清水聖書集会の方々も五人ほど参加されました。
ここでは、詩編九三編の「主こそ王」という詩を学びました。夜の静かなひととき、み言葉のゆえに集められた方々との礼拝は霊的な恵みを深く感じました。静岡の方も「福音の種まき会」に関わりを続けて下さっています。またここでは、「祈の友」の会員も多く、その方々との出会いも感謝でした。
 その翌日十九日(月)は、山梨県のK.M兄宅での南アルプス聖書集会にての聖書講話、ここでの主題は「祈りの道」で、その内容を今月号に書きました。 K兄のお母様はすでに天に召されていますが、その記念文集を一読して、熱心なキリスト者で、その祈りが現在の南アルプス聖書集会にも流れているのを感じました。
 奥様のM姉は、お母様がなさっていた「はこ舟」誌(「いのちの水」誌の旧名)の知人への郵送を受け継いで、さらに多くの方々に「いのちの水」誌を郵送して、み言葉の伝道に用いて下さっています。
 加茂さん宅へ送り迎えをしていただいた車中からは、雪を頂いた南アルプスの山々、八ヶ岳の秀麗なすがたが望まれました。 かつて若いときに北アルプスを縦走したあと、今度は南アルプスに登る計画をたて、地図も購入して準備していたけれども都合でいけなくなったことがあり、その白く輝く山々に、心が引き寄せられる思いがしました。
 その次の二十日(火)は、長野県上伊那郡の白鳥姉宅にての集会で、ヨハネによる福音書二〇章の一九節~二九節の主イエスの復活にかかわる内容について、み言葉を語る機会が与えられました。
近隣の伊那地方を主として二十名ほどの方々が集まり、多くは初めてお会いする方々でしたが、以前に神戸の集会でおられた小河和史さん、一九九一年の徳島での無教会のキリスト教全国集会のときに参加されたK.Sさんといった久しぶりに再会の機会を与えられた方もありました。
九六歳の高齢であってもみ言葉への熱心を持って参加された方など、主イエスのわざを感じさせられる集まりでした。
この地からは中央アルプスの山々(木曽山脈)が眼前に連なり、朝日を浴びた白い嶺はその山の清い世界を私たちに語りかけていました。


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希望の歌声のCD
二年ほど前に、長崎市で、県内で子供の殺害事件が相次いだことから、そのような荒れた空気に清い風を送るべく制作されたCDです。その内容の一部を紹介しておきます。
1)「ビリーブ」(*) 井上 芳雄(歌) 一九七九年生、東京芸大声楽家卒(作詩・作曲 杉本竜一)

たとえば君が 傷ついて
くじけそうに なった時は
かならず僕が そばにいて
ささえてあげるよ その肩を
世界中の 希望のせて
この地球は まわっている
いま未来の扉を開けるとき
悲しみや 苦しみが
いつの日か喜びに変るだろう
アイ ビリーブ イン フューチャー
信じてる (**

*believe(信じる)
**I believe in future.(私は未来を信じる)


2)きみは愛されるため生れた
きみは愛されるため生れた
きみの生涯は愛で満ちている
きみは愛されるため生れた
きみの生涯は愛で満ちている

永遠の神の愛は われらの出会いのなかで実を結ぶ
きみの存在が 私にはどれほど大きな喜びでしょう

このCDには、「ビリーブ」と「きみは愛されるため生れた」の二つが含まれていて、それをソロで井上 芳雄が、前者を歌い、本田路津子が後者を歌っていますが、その他に子供たち一〇〇人による合唱、パイプオルガンやピアノによるそれらの曲の演奏が含まれています。
二〇〇〇円~二五〇〇円の寄付によって、このCD二枚が送られます。その内一枚は、寄付した人に、残りの一枚は学校関係者に贈呈して、それがその学校で無料で用いられることを期しているのです。詳しいことは、次の方に問い合わせ下さい。(なお、このCDのことは、毎日新聞、長崎新聞、読売の各新聞でも紹介されています。)
〒八五〇ー〇九九六 長崎市平山台一ー七ー二一 田沢 勝氏
電話 〇九五ー八七九ー二一三一


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