何とさいわいなことか、すべて主を待ち望む人は。
(イザヤ書30の18より)


リストボタン 壊す力と、生かす力と

この世は、壊そうとする力で満ちている。それは憎しみであり、侮辱や怒り、無関心、差別等々、さらには、病気や自然の災害などさまざまのものがある。
この私たちのからだにも、たえず壊そうとする力が働いている。病気の苦しみに直面するとき、そのような力の大きいことを知らされる。
それに対抗して、造り上げようとする力が勝利しているからこそ、生きている。
これは、無意識のうちに働いている力である。私たちは日常生活においてそのような造り上げる力のことをほとんど感じていない。
太陽が万人にその光と熱をたえず注いでいるように、神は、生かす力をも常に与えようとしておられる。
母親が乳を与える、それはまさに乳児を造り上げようとする営みである。そして現実に生まれたばかりの乳児は大きく造り上げられていく。
これと同様に、私たちも神の霊のミルクを飲んではじめて真実に生きる力が与えられ、造り上げられていく。
…生まれたばかりの乳飲み子のように、混じりけのない霊の乳を慕い求めなさい。
(Tペテロ2の2)
私たちは日々、何らかの意味で、この世の壊そうとする力に直面し、困難な状況に遭遇する。
そうした弱さを持っている私たちに、愛の神は、真実に求める者に、霊の乳を与え、新たな力を与えられて生きていくようにと導いておられるのである。


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