2011年10月 |
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ことば (349)神と共にあることの祝福 精神的な戦いにおいて、我々は決して中立にとどまってはならない。しかし、敵対する者に対して、好意を寄せ、理解を持つことは、ほとんどいつでもなし得ることである。 神と深い個人的な関係を持っているという確信があれば、間違いなく、他人に対しては思いやりをもち、しかし、彼らの判断に対しては動かされなくなる。 神と完全に友となった人にとっては、それ以後の人生において、もはや幸いな出来事しか起こらない。(ヒルティ著「眠られぬ夜のために」 第一部6月29日) 美しい秋 水野源三詞
1 木々の紅葉を見ましたか 百舌の声を聞きましたか 主の御名を呼びましたか 主の愛に触れましたか 美しい秋を 美しい秋を 創られた父なる御神を 喜び讃えていますか 喜び讃えていますか 2 赤いりんごを食べましたか 栗の実を拾いましたか 主の御名を呼びましたか 主の愛に触れましたか 美しい秋を 美しい秋を 創られた父なる御神を 喜び讃えていますか 喜び讃えていますか
この詩は、秋の身近な自然を見つめつつ、もみじ、小鳥の歌ごえ、そしてリンゴや栗の実といった秋の果物も取り入れ、「見て、聞いて、たべる」という日々の生活のなかに、神のみわざを思い、感謝するという静かな心が伝わってきます。 長い間寝たきりというなかで、しかも作詞者が生きていたときには車も家になく、車いすで運ばれることもなかったため、狭い家で寝たきりといった状況にあるにもかかわらず、こうした身近な秋の訪れを新鮮な感覚をもって書き綴っています。 こうした詩は、主の聖なる霊によって清められた心から生み出されたものだと感じます。 この詩にふさわしい、静かで美しいメロディーをつけたのが、全盲の作曲家の阪井和夫さんです。 秋の季節に重ね合わせた讃美歌、聖歌というのがないなかで、この賛美は貴重なものです。私たちの礼拝集会、家庭集会では、秋の季節には毎年この賛美を取り上げており、秋の愛唱歌となっています。 |