2014年2月 |
本文 |
ことば
(355)もし、人の生涯が正しい目的を持つべきだとすれば、それは、神の慈愛をたえず受け取り、またそれ再び分けあたえることでなければならない。(ヒルティ著 「眠られぬ夜のために」上8月28日) 人間の生きる目的は、実にさまざまに見える。そして一見したところでは、あまり共通点もないように思われるほど多種多様である。しかし、真理は単純である。 神から良きものを受け取り、それを他者に分かつことだというのである。 福音伝道も同様である。人間の根本問題である罪の赦しは、ただ神とキリストを信じるだけで与えられる。そしてその真理を他者に知らせることが福音を伝えるということである。 イエスのように実際に重い病気をいやす力を与えられた者は、その力を他者に分かつことができた。私たちはそのような特別な力は誰にでも与えられるのではないことを知っている。 しかし、どんな状態の人でも、ただ信じるだけで心の奥深いところにある良くない思い―罪を赦されるということは、誰でも受けて、それを他者に分かとうとすることができる。 |