|
||||
2001年4月 |
||||
本文 |
||||
ことば (109)霊は言葉がなくとも祈ることができます。主を見上げるまなざしは、言葉がなくとも祈りを運んでいきます。言葉で言い表されない、人知れぬ思いは、主を仰ぐまなざしを伴っているときには祈りと、他者のための祈りを含むことができるのです。(ブルームハルト著「悩める魂への慰め」より) ○ブルームハルトは、一八〇五年生まれ。ドイツの宗教家、牧師。病気をいやす賜物を与えられていた。 私たちは具体的に名をあげて祈ることができるのはある程度限られた人です。もし、一人一人名をあげていくと限りなく時間を要することになります。しかし、ここでブルームハルトが述べているように、神への真実な心をこめた眼差しと祈りの心があればそうした多くの人たちのための祈りを同時に含むことができるというのです。そのような祈りは霊的なものとなり、神がその祈りを霊でもって広げていくからだと思われます。 |
||||
|