はこ舟 2004年3月 第518
内容・もくじ
常に流れているもの
祈りを欠くとき
復活の重要性について
こころのうた
聖書における「仕える」意味
教育基本法の改定のこと
南アフリカからの二人の参加者の言葉
ことば
休憩室
返舟だより


リストボタン常に流れているもの   2004/3

早朝、小さな谷の流れのそばを歩いた。雨は最近ほとんど降っていない。しかし、清い水のせせらぎが響く。この水は、ずっと以前に降った雨が、山の土の深いところにまで入り、長い時間をかけて地中をとおり、この谷川に流れてきた。そしてつねにほとんど一定の水が日夜を分かたずに静かに流れている。
こうした水の流れは神の国よりながれる命の水を思い起こさせてくれた。それはいつも変ることなく、この世の深いところを通って流れ続けている。
この世に何事が生じようとも、霊的な深みを流れるこのいのちの水は、絶えることがない。
谷川の水、かつて私が若い日、山によく出掛けていたときにはそこに口をつけて飲んだものであった。しかし現在ではいろいろの汚れがあって安心して飲めなくなっている。
しかし、御国から流れる命の水は、いかなる時代の変化にもかかわらず、よごされることなく流れ続けている。そしてだれでもそれを口をつけて飲むことができるようになっている。
「さあ、かわいている者はみな水にきたれ!」(イザヤ書55章)
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